終に始まった現オーストラリアの実権をにぎる男、J・Jドルギアスと
日本代表最年少にして無限の可能性を秘める遠山金太郎の一戦!
序盤から天衣無縫で挑む金太郎に対し互角の勝負を挑むドルギアス!
ゲームカウント 3-3!!
ジャン「相手の中学生は汗一つかかず呼吸も乱れていない
信じられん・・・プレーの質もゲーム毎に上がっている
まるでテニスを楽しんでいるようにも見える」
それは強くなりたいと思うと同時に楽しむ心を忘れない金太郎の強さの根底の一つだ。
「それに対してドルギアスは」
マック「結構脚にきてブチギレてるっス」
ミルキー「汗の量もハンパねぇー!?」
金太郎のお守りは俺が買って出た
チーム竹の・・・
・・・いや日本代表の最終兵器としてな!!
鬼が直接渡り合って感じた才能と可能性・・・金太郎のそこにまだある強さ・・・
「な 何だコレは−−−−
日本人のチビガキのどこに・・・こんなスピードが
そしてこの力・・・」
返球した後、ラケットを握るラケットが痺れている・・・
跡部『素じゃ 天衣無縫には勝てねぇよ」
天衣無縫までは行かぬまでも、無我の境地を開き、ルーキーとの戦いの記憶。
立海に道場破りに乗り込んだ際にも真田と打ち合ったこと。
その経験から物語るものがある。
だから跡部は跡部なりのやり方で上を目指すのだ。
遂にドルギアスからブレークを奪い、更には
必殺サーブ「超メガトンワンダーデラックス山噴火サーブ」にてゲームをキープ
ゲーム日本 5-3!!
ドルギアス「クソがぁ−−−−−っ!!」
ラケットのガットが区ね曲がるほどにたたきつける。
跡部「どうした狂犬?
チビッ子相手に随分とお熱じゃねーの」
いらついたドルギアスを挑発する跡部。
ギラリと睨み付けラケットを跡部めがけて投げようとするドルギアス・・・
近くにいる観客は避けようと逃げようとするが、跡部は一歩も動かず、こちらも真っ直ぐにドルギアスを睨み付ける!
ジャン「止めてくれドルギアス・・・豪州を失格で終わらせる気か!?」
クリス「ドルギアス!!このオーストラリアの恥晒しがぁーーーーーっ!!」
フザけるな 好き勝手言ってこのザマかよ!!
チームの仲間をさんざん雑魚扱いしやがって!!
雑魚はテメェだ 豪州の恥!!
仲間からも、声援があった観客からも、罵声が飛ぶ・・・
しかし、その罵声の中にも、ドルギアスの中には一番に思う弟の言葉が走る。
兄さんは豪州の誇りなんだからーーーー
盲目の中、会場に駆けつけたノアにはドルギアスを罵声するブーイングが聞こえる。
そのブーイングの中、激しい打ち合いを演じ続けるドルギアス・・・
ジャン「奴は・・・ドルギアスは
弟くんが目の病気でアカデミーを追放された事を今でも恨んでいる!!
豪州テニス界への復習と・・・
弟くんの夢である豪州代表で世界を席巻するその二つの間でずっと葛藤してきたんだ
あそこで試合を放棄し失格になれば豪州テニスアカデミーへの最大の復習は出来たハズだ
・・・だが奴はそれをしなかった」
「僕の夢を・・・兄さんは選んでくれたんです」
豪州ベンチに響くノアの言葉・・
「兄は負けません」
天衣無縫・・・更にパフォーマンスを上げる金太郎のプレイから1ゲームバックする・・・
ゲーム豪州 4-5!!
跡部「J・Jドルギアス あの野郎 何て精神力だ・・・
チームメイト 会場 全てをを敵に回してなお・・」
クリス「俺は今でもお前が大嫌いだ だが・・・頑張れ!!」
マック「「イケるっス先輩っ」
ミルキー「ドルギアス先輩ハンパねぇ!!」
次の控え選手も動く・・・
ラモン・クロフォード(高3)
「アップを手伝えヒュー 奴を信じるぞ・・・」
ビル・ヒューイット(中3)
「がってんクロさん!!」
ノア「兄さん・・・」
「お目出たい奴等fだ」
仲間が・・勝利を信じてエールを送り、
次の自分に繋ぐと信じアップで備え、
必死に戦う姿が観客のブーイングから、
大声援に再び変わった瞬間。
それが、ドルギアスの背中を、押すのだ・・・
ジャン「ようやく 豪州代表が一つになれたぞ!!」
今月はここまで!!