ドルギアス「ちっ・・・使えねぇザコ共だぜ
D1 お前らは大丈夫だろうな?」
D1の一人ミルキー・ミルマン(中2)
「俺等はノアくんの支持通りにしか動かねぇース」
日本チームは不二と仁王!
全国大会決勝、それぞれの思いとプライドをぶつけて戦った二人!!
準備をする二人に・・・ノアのいう「ノアにチェスを挑んだ相手」の跡部が声をかけます・・
跡部「おい・・・お前ら 次の試合・・・・・・負けるぞ」
「大丈夫なんスか・・・あの二人?」
「一回仁王さんと不二は全国で対戦してましたけど」
「仁王ちゃんが誰にイリュージョンして戦うか・・・すべてはそこやろな」
ドルギアス「見せてみな!ノアに抜擢されたそのビッグサーブとやらを!!」
笑顔を絶やさないミルキー・・
ミルキー「10分で行くっス
You達に「Tachyon」は止めらんねぇース」 」
入江「オーストラリアではビッグサーバーが多いことで有名だけど
越智のマッハに匹敵する程のサーブを中学生が・・・」
平等院「今度は一転・・・攻撃的なダブルスで一気にケリをつける気か」
鉄壁な壁があれば、圧倒的な攻撃も出来る・・・それがオーストラリア
ミルキーの3本連取で45-0
仁王が、コート限界までさがり、サーブに備える・・
ミルキー「面白いけど「Tachyon」は無理っスよ!!」
ギリギリ返球も速攻、前衛のマック・マグレガー(中3)のチャンスボールとなり1ゲーム先取のオーストラリア!
鬼「おい・・・なんで仁王(アイツ)イリュージョンしない?」
真田「何故手塚や徳川先輩になって戦わんのだ!?」
「ワシはばぶれもん(土佐弁でいうことを聞かない人)ぜよ」
「あのヤロウこの試合・・・仁王雅治(オリジナル)で行く気か!?」
不二「オーストラリアチームはビッグサーバーを用いて試合をスピーディにおわらせるつもりだね
ならば先に攻撃を仕掛ける」
マック「わあぁ日本のサーブって遅いんだねぇ〜」
軽々とポイントを奪われる・・・
「仁王っ!何をやっておる!?貴様ぁイリュージョン抜きでいくだと!?
正気かぁ!俺になれ!手塚になって戦わんかぁーーーっ!!」
「おまんらには分からんぜよ!!」
激しい打ち合いの中、ようやく日本に1ポイントが入る!
「さぁ存分に 仁王雅治を堪能しんしゃい」
会場外にビューイングの場所から柳生がそっと呟く・・・
「そーいうの大好きですよ」
一気に3ゲームを連取し3-3と互角に戻す!
マック「こいつらのしつこさハンパねぇーーーーっ!!」
ミルキー「面白えっス」
そして戦場の外で見守るノア・・・
「オーストラリアのサービスゲームは「Tachyon」」があればしっかりキープできている
しかし奴等にはそれが無い―――時間の問題だろうな こういった試合は・・・
ビッグサーバーが大きく試合を分ける」
がむしゃらにボールを追い、ポイントを取っていく。
「あ〜ん・・仁王
テメーの泥臭いテニス・・・結構嫌いじゃねーぜ」
ゲーム日本 5-5!!
イメージ通りに崩れていかずに食らいつく日本代表。
ノア「おかしいな・・・・・・会場でいったい何が起こってるんだ」
ノアにも読めない攻防が続く!
マック「ミルちゃんミルちゃん 俺達世代がさぁ オーストラリアテニスを世界に連れてっちゃおっか」
ミルキー「それ超理想っス」
マック「そのためなら俺等いくらでも駒になれるっしょ
その先にある栄光の為に」
放ったスマッシュを待っていたもの・・それは・・・
羆落とし!
真田「守るだけのテニスを捨て・・・攻撃的なテニスを選んだばかりの不二が
・・・・・・あえて返し技(カウンタ―)中心のテニスに戻している
アイツの為に・・・」
ミルキー「あんた等凄ぇースから最後にもっと速いヤツみせたげるっス!
Neutyino!!」
「Tachyon」よりも早いショット・・・不二のパートナーがショットに追いつく!
そして、ベンチサイドで見守る男が呟く・・
奴は最初(ハナ)っから
持久戦が得意ぜよ
イリュージョン解除・・・対戦を見守っていた男は仁王・・・・!?
そして「跡部王国」を繰り出し、コートでポイントを奪っているのは・・・跡部?
「スケスケだぜ」
あああーーーっ!?
最初っからD1は不二と跡部やってん!?
呆気に取られる真田、ニヤリとほほ笑む幸村の隣に立つ仁王・・
「プリッ」
「おや・・俺様の好きなタイブレークじゃねーの」
仁王&仁王ペア改め、
跡部&不二ペア、決戦はタイブレークへ!!
次号へ続く!