いよいよU-17W杯本選、グループリーグ当日!
日本初戦の相手はランキング10位のギリシャと対戦!
控室にて打ち合わせる代表メンバー。
金太郎「いよいよ世界戦の火蓋切られたで・・・」
鬼「中学生ども縮み上がんなよ!」
跡部「高校生の先輩らも一つ派手に頼みますよ」
平等院「まずはあの7人の日本(オレ達)の命を託すぞ」
三船「んじゃ 世界を知ってこいやぁ・・・『チーム松』の7人衆」
ギリシャに挑む7人は・・・
種ヶ島修二、徳川カズヤ、遠野篤京、越智月光
白石倉ノ助、切原赤也、大石秀一郎の7人!
大石・・
グループリーグ突破のためには―ーー
この初戦のギリシャ戦は落とせない!!
その大事な試合に俺なんかが選ばれた・・・いやしっかりしろ秀一郎!!
不安と、自分を奮い立たせる内心の思いを吹き消すかのように、”チーム松”の将、種ヶ島がチーム7人に声を掛ける!
種ケ島「さよか!リーグ初戦やし、俺ら『チーム松』負けてもええわ☆」
「そんな・・・戦う前からリーダーがそんな弱気じゃあ!?」
遠野が食ってかかる!
「平等院のお頭と鬼のチームが残ってんだよ!!」
「相手は各上のギリシャや!!気負わず行こうや!『チーム松』!!」
一方、日本から駆け付けた応援団一行。
リョーマを探す朋香、そしてリョーマの現状を知り驚く面々・・・
桃城&宍戸「何かの間違いじゃないっスか!?」
田仁志「あんチビ裏切りだばぁ!」
「うっそダーン そんなまさかぁ・・・千石さん!!」
「本当だって
さっき亜久津に聞いたんだけど・・・・・・越前リョーマはアメリカ合衆国代表になったらしいよ」
「日本最強新人が・・・日本代表の敵に!?」
「リョーマくんが・・・・・・・・・・敵!?」
チーム松の初戦のダブルスは大石&越智が出陣!
河村「あっ 大石D2で出るみたいだよ!?」
菊丸「ホイホーイ大石ぃ日本から応援に来たよ〜〜ん!!・・・・駄目だ・・・・・・相当緊張してる」
「キミはホウキで試合をするのかね?」
ギリシャ代表はダブルス、どちらも中3の二人!
タラッタ・ヘラクレス
&
パパドブーロス・エヴァゲロス
ラケットではなくホウキを持ってコートに入った大石。
客席から笑いが起こる・・・・
完全に地に足が着かない大石・・・
額に軽くラケットを当て大石に無言で差し出す越智。
ギリシャ代表、ヘラクレスのサービスからゲームが始まる・・・
レシーブの大石・・・
「スライスサーブ!!そんなにスピードはない
このスタートゲーム一気に攻め込む!」
「『無邪気な尻尾(アベレース・ケルコス)』返してみられよ」
大石の手元で急激にカーブを描き大石の後ろを抜く・・・
15-0
越智はサービスを返す!返球されたリターンに大石はムーンボレーを放つ!
見事に後ろを抜いた・・・と思うその瞬間。
ギリシャの選手二人は高い跳躍でムーンボレーをスマッシュで返す!
「スイマセン、越智先輩!」
試合開始してから、返せないことにも、謝る事にも無言のままの越智・・・。
「アドコートならまだしもデュースコートだ 絶対あの「無邪気な尻尾」捕まえてーーー」
あざ笑うかのように、ショットを決められ続ける・・・
「『無邪気なしっぽ』はきまぐれぞな」
ハハ・・・まいったな パワーも技術も跳躍力もどれも規格外すぎる
今まで戦った相手とは比べ物にならない―ーーー
ゲーム1-0 ギリシャリード
これが世界戦!
今になって怖くなって来ちゃったよ 最初は完全に舞い上がってたけど・・・
冷静になればなる程あのギリシャのDペア隙が見当たらないよ・・・英二
百戦錬磨の代表の皆ならともかく何で俺みたいな選手が
日本のゲーム・・・
・・・様々な事が、特に自分に代表が務まるのかという考えが頭を巡る中、
越智のサーブが前衛で構える大石の横顔を鋭い速さでボールが横切り1ポイント目を奪う・・・
跡部&仁王戦で見せたものよりさらに早い、6割の制限を解除した越智の高速サーブ「マッハ」がギリシャコート駆け抜けた!
15-0
越智「切り替えろ・・・大石」
大石「あっ す・・すいま・・・」
越智「そしていちいち謝らなくていい」