追い詰められた・・・ついにドイツ代表のマッチポイント・・・。
乾「ボルグプロの「渦巻の洗礼」はくる場所がわかってても返球確立3パーセント未満・・
柳「貞治の言う通り―――
物理的にあんお渦回転に手首が耐える事が・・・」
目を閉じ、グリップをラケットぎりぎりに持ち構え目を閉じる徳川・・・。
ボルグにも見えた徳川の裏にある阿修羅の姿・・
「なんだあの構えは・・・?」
平等院「「阿修羅の神藤」・・か」
ボルグ「まだ諦めていないのかね」
俺は諦めない
これから世界に・・・
平等院(アイツ)に・・・
回転に耐えるため、グリップを短くし返球する徳川!!
ラケットを腕に固定することで『渦巻の洗礼』を返球するとは
また一つギアが上がったようだな
だがその回転に身体がどこまでもつかなー
幸村への返球もかばいボルグの球を返球し続ける徳川!
平等院「ここへ来てまだ『義』の精神を貫くかよ」
回転に耐えかねた腕・・・ラケットを弾かれた徳川を見て幸村はボールへ向かっていく!
徳川「駄目だっ 幸村くんっ!!」
幸村の策・・
ラケットの面で回転により返球が出来ないのならば、1方向に球が集中するよう、
真田の雷を返すグリップショットを放つ!
しかし、狙いは相手コートではなかった・・・
ドイツチームの後ろにいる客席で振られている国旗、ど真ん中めがけて放ったのだ・・・
ボルグ「最初からドイツの旗を狙って・・・
お前達日本代表の意地・・・しかと見せてもらったぞ」
1勝2敗でドイツの勝利・・だが大健闘の日本に、入場時になかった拍手が降り注ぐ・・・
平等院「王者ドイツ相手にプレU-17杯1勝2敗―――
惨敗だがいい肩慣らしが出来た」
会場を去るリョーマを追いかける徳川・・・
「越前リョーマ!・・・俺はお前に謝らなければならない」
「なんスか?」
「俺を助ける為に合宿を退去させられただろう」
「勘違いしないで下さいよ 徳川さん たちえ日本チームを敵に回そうとも―――
俺は倒したい奴をテニスで倒す!」
「お前らしいな・・・」
「俺もいずれ奴と決着をつける!!
だが今はU-17W杯で世界一を・・・」
その後ろに現れたアメリカ代表!
「世界一になるのは俺達米国代表っスよ」
一方、旧友と再会した跡部・・・
イギリス代表のジャージを着た跡部・・・
「しかしアイツ・・・海辺に置いといた服を盗まれるとはなぁ
おいケイゴ!ちゃんとジャケット洗濯して返せよ」
安心しました。
めっちゃ安心しました。日本、中学生代表、お前がやらなくて誰がやる!!
新たにブルドックを連れ散歩をする男・・・
「どけ 散歩のジャマだ」
イギリス代表の一人・・
「おいおいここは好況の・・・」
背負い投げで端から突き落とされてしまう!!
「無事かっ!」
「なんて事するんだ・・・」
「失せな!試合に出れなくなんよ」
跡部「キサマがな!!」
近距離でショット打ち込む跡部・・
しかし・・・ブルドックが・・・ブルドックが強烈なショットを口でキャッチ・・
「なんだお前は?お前も英国代表か?」
「バカ言え 俺は日本代表の・・・」
話も聴かず飛び蹴りをかまし端から突き落とされる跡部・・
「ケイゴーーー!!?」
マウスピースを何故かはめる男・・
「まあ どっちでもいーや」
新たな敵、
オーストラリア代表の高校生、J・Jドルギアス登場!
新年2月号に続く!