合宿所・・・
エレベーターの到着を待つ鬼。
先に乗っていたのは平等院だった。
到着した合宿所のエレベーターで鉢合わせになる二人が交わす言葉・・・
暫しの沈黙・・
平等院「徳川はどうしてる・・・」
「幸い選手生命は縮めずに済んだが・・・
お前のやり方は好きにはなれん」
「フン 変わらんなぁ そこがきさまらの甘い所だというんだ」
「何っ!?」
「確かに徳川は強い だが致命的な弱点がある・・・
それは優しすぎる事だ だから俺は試合前日アイツを試した」
鬼「試した!?そんな理由でお前は闇討ちしたのか!?」
「哀れな自己犠牲の末路はお前も見ただろう!!」
扉が開き宍戸と鳳がただ驚いている
「日本に固執しすぎたな・・・鬼」
「どういう事だ?」
「儀では世界は獲れんのだ!!」
ジャージを脱いだ平等院に背中には酷い大きな傷が・・・
「世界は少しの隙も命取りだ
俺は日本テニス界を世界の頂点に導く!
その為にはこのやり方は一切変えん!死ぬ気でついて来い!!」
激しい苦痛の中、悲鳴を上げ耐えながらリハビリに取り組む遠野の姿・・・
「鬼よ・・・後で遠野にレギュラーバッジを返してやれ」
翌日、開催が決まったU-17W杯の日本代表メンバー14名が掲示板にて発表。
平等院、種ヶ島、デューク、徳川、鬼、大曲、君島、遠野、越智、毛利、入江・・・
(あと3名は表示されていない。)
徳川、そして入江が選ばれている!!
しかし練習開始前のコートには何故か中学生の姿しかない・・・
そこへ上空へ一台のセスナが・・・!?
「あん時のセスナだ――――っ!!?
またボールを降らして来たぞ!!」
斎藤「やっと監督のおでましですね」
そのセスナから降りて来たのは・・??
「久しぶりだな中学生(クズ)ども
ワシがU-17日本代表監督三船入道じゃい!!」
金ちゃん「なんやあの汚いおっちゃん監督やったんかぁーっ!?」
金色「あかん!アタシ失礼な口きいてもうたわ〜〜〜っ」
跡部「あ〜〜〜ん
お前らあの汚いおっさんと知り合いか?」
切原「ホント汚いっすね」
「! おいそこの!こっちに来い!」
切原にド突き一発でふっとばしてから・・・
満足げに高笑いする三船・・
「そんなお前らに伝えたい事がある!!
国際テニス協会の若手育成の目的のもと・・・
今回のU-17W杯は特例として各国中学生チームの参加が認められた!!」
驚く中学生たち・・・。
「ワシは裏山のモニターでお前らの能力!精神力!伸びしろを見ておったんじゃ
そしてコーチらとの相談のもと!世界と戦う中学生日本代表を決めた!!
今からその14名を発表する――――めんどくせ〜〜〜」
「キャプテンは跡部景吾!!
そして幸村精市!!
白石蔵ノ介!!
真田弦一郎!!
亜久津仁!!
遠山金太郎!!
丸井ブン太!!
不二周助!!
仁王雅治!!
石田銀!!
大石秀一郎!!
木手永四郎!!
切原赤也!!
そして最後に・・・
越前リョーマ ―――――以上!!」
確かにルールを守れんクズは大成しない
しか―しルールに縛られるクズも大成せんのじゃ!!
代表は強い奴から選ぶのみ・・・それが日本の夜明けじゃ!!」
一方、アメリカに到着したリョーマとリョーガはアメリカ代表数名と空港で合流。
U-17アメリカ代表 ドゥドゥ・オバンドゥー(高3)
「おっ噂通り良い瞳をしてるじゃん」
U-17アメリカ代表 キコ・バレンティン(高1)
「リョーガお疲れ!早くお前の弟を紹介しろよ!
おおいい感じだな!」
U-17アメリカ代表 キャプテン ラルフ・ラインハート
「よろしく!俺達アメリカ代表はキミを歓迎する」
リョーマ「どーも・・・」
握手を交わすリョーマ・・・
日本代表に選ばれながらもすれ違っていくリョーマははたしてどうなるのか・・・?
次号お休み・・・再来月に続く(><)