試合への介入で合宿退去を命じられたリョーマ・・・

周りの声にも応えず無言で去ろうとするリョーマ・・




桃城「コ コーチ!!こんなのおかしいっスよぉ!!」

遠山「せや何も間違うてへん!!」
兼也「抗議や抗議や!!」


真田「たわけ

跡部「そうだ 全て越前(あいつ)がわかったやった事だ

ボロボロになり倒れる徳川・・その現状に内心は跡部ですら違う・・

―――――とは言え・・・」


平等院「待てい・・

越前リョォォォォォォマアアアアッ!!

ほんの数分の出来事だったかもしれない。
しかし、このまま納得できるはずがない。

弾丸がリョーマめがけて襲う。。帽子を霞めてホップした打球は給水塔に直撃。


水浸しになった帽子を拾い上げるリョーマ・・


平等院「・・・小僧 命拾いしたようだな」

リョーマ「次会った時アンタを倒すから待ってなよ」

平等院「お前に次は無い 二度とな・・・


徳川が目を覚ましたのは翌日の朝だった・・


入江「やあ徳川君 目が覚めた?」


「! そ そういえば越前君は・・・」

鬼「お前を庇った事で合宿を退去に・・・
結局2軍が勝ったのは初戦のみ・・・海外組の圧勝に終わった

徳川「アイツ・・・楽しみですね」

鬼「バカ言え そりゃお前もだ」

俺は・・・その すいませんでした せっかく二人に鍛えてもらったのに

入江「そうそう・・・平等院のあんな顔初めて見たよ」

鬼「謝るな・・・次 勝ちゃいい


だから兎に角ゆっくり休め 本当に良く頑張ったな 徳川・・・・


ありがとな・・・

入江「あれ鬼?男が泣いていいのは悲願が成就した時だけじゃなかったっけ?」

鬼「ば・・・ばかやろう これは汗だ!」



電車を乗り継ぎ帰路へ向かうリョーマの前に現れたのは・・


「あれっ リョ リョーマ君?」

「んじゃちょっと竜崎・・・付き合ってくんない?」

突然の桜乃ちゃんとの再会・・・?



向かった先はゲームセンター・・

シューティングゲーム、アイスホッケー、UFOキャッチャー、レースゲーム
テニスのストラックアウト・・・失敗する桜乃に手を差し伸べてリョーマがラケットを握ってプレイする・・
ラケットを握ると嫌でも脳裏に浮かぶ平等院の姿に打ち込む力が入る・・

光る打球でゲーム的を壊す・・・(笑)


「やべっ・・・逃げるぞ竜崎」

「えっ?」


桜乃の手を引いて入るリョーマと桜乃・・・。


その事実に顔を赤らめる桜乃・・

でも・・・何処か


桜乃の知ってるリョーマは・・・いつものリョーマは・・・。

「リ リョーマ君どうかしたの? 今日 なんか変」


「・・・別に・・・そっちこそ何やってたの?」

「リョーマ君が あの・・日本代表に選ばれて欲しくて三浦神社にお参りをちょっと・・・


その言葉に少し動揺するリョーマ・・

「あれ・・・どうしたの?な 何か怒ってる?」

「・・・別に」

「で・・・でねリョーマ君の為におみくじ引いたの」

「いいよ別に・・・」


桜乃がバッグから取り出して落としたおみくじは大凶・・


「へぇ・・・こんなの本当に入ってるんだ」

「だから・・・あの おう一回引いたんだよ!」

慌てて取り出したバッグから落ちる大量の大凶のおみくじの数・・



リョーマ「大凶 大凶 大凶 これも大凶 大凶 大凶・・・・

慌てる桜乃・・

違うの違うの 落ち込まないでぇ

「全然気にしてないし・・・」


はい
でもそんな彼女が差し出したたった一枚の大吉・・・



「大丈夫だから 最後きっと良い事あるから」


一生懸命な桜乃の姿に薄く微笑むリョーマ

「一体いくら使ったんだよ」


「・・・・・・、、じゃあね リョーマくん」

ああ・・・ ・・・・・あのさ竜崎 サンキュー」



久々に帰宅したリョーマ・・・


「ただいま」

南次郎「おっ どうした青少年
お早い帰宅じゃねぇか 飯食うか? おい青少年」

「裏で打ってくる・・」

越前家の裏の神社。。。
無心で壁打ちを繰り返すリョーマ・・力がこもりボールが破裂する・・・。

その背後にリョーマの姿を眺めるのは・・・リョーガ!?


ようチビ助

「・・・・・合宿中でしょ いいの?」

「しっかしこの季節の日本は寒いなぁ 俺と過ごしたアメリカの我が家が恋しいだろう」

「別に・・・」

なぁチビ助・・・アイツを倒したいか?


だったら?

でもあの合宿所には戻れねーよな 戦う場所が無いと来たもんだ

その通りだ・・・自分で覚悟の上でやった事ではあるが、
今は平等院と戦いたくてもその場所は無い。


「ちょっと練習のジャマなんだけど」

解っている。

苛立ち・・・少し鬱陶しい・・・


今度U-17W杯が開催される そこで俺と一緒に戦おうぜ


アメリカ代表としてよ



突然の誘い!!

次号へ続く!!!!