壁をくり抜いた後・・・
周囲が感じた激しい衝撃・・・
平等院「ちっ・・・アウトかよ」
ゲーム&ファーストマッチ 2軍徳川 7−6!
徳川が遂に平等院から1セットを奪う・・コートチェンジ・・・
しかし・・
入江「だ 大丈夫かい・・・次のセット?」
拳を握りしめる鬼・・・。
鬼「すまねぇ・・・俺がヤツの海賊を呼び覚ましちまった!!」
静かに再びコートへ向かう徳川・・・
「約束を果たす・・・それだけです」
セカンドセット・・・
(徳川よ 体感するがいい)
徳川「別次元のテニスを――――――っ!!」
対戦のイメージ・・・
海賊船の上に立つ骸骨の海賊・・・
そこに無防備に剣を振りかざし切り付けられ、
胸を一突きされ為すすべなく倒れる・・・
ゲーム平等院 6-0!!
セカンドマッチ、平等院・・・
「命を懸けて挑んでこの程度か・・・」
迎えた3rdセット・・・
変わらず、圧倒する覇王のテニスを展開する平等院・・
デューク「お頭は2年前の敗戦から・・・勝利に対して異常な執着を持ちました
戦った相手が2度と立ち向かって来れない様に屈辱を与え自信を打ち砕き服従させる覇王のテニス」
君島「負けた選手はテニスをやめてしまうケースも少なくありません」
痛みで気絶する寸前に頭に当てて脳震盪を起こして神経を起こし痛みを痛感させ、それを繰り返す・・
平等院「あの時は鬼と入江が助けたから完全に心を打ち砕けなかった
キサマの軽々しい覚悟で・・・
テニス人生をお前に懸けたバカ共二人 無駄死にだったな」
痛みと悔しさの中で未だに・・・
徳川「俺は命懸けでこの戦いに挑むんじゃなかったのか?
何を躊躇しているんだ!」
再びよみがえる鬼と入江との練習・・・
※・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・※・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・※
徳川「ブラックホール」
「そう・・・球を打つ前にスイングする事で空間を削り取るんだ」
「削り取り・・・・・・空間を?」
鬼「平等院がどんな凄まじい球を打ってきても削り取った空間が全てを止める!」
入江「強靭な肉体としなやかな筋肉・・・習得する必要な両方をキミは兼ね備えている しかし」
鬼「身体に相当な負荷がかかる・・・
やれば確実に選手生命を縮めるぞ!
教えるが危険な技ゆえ身体がもって30分・・・
勝利が見えた時だけ使え・・・・・・・・・出来れば・・・
使うな・・・」
海賊に振り下ろされる剣・・・
船の先端まで追いつめられる徳川は・・・ギリギリの所で・・・剣の上へ指を立てて倒立してかわす。。
平等院の打球を振りぬく徳川・・・そこに・・・
ボールのある空間だけ、時が止まる・・・
鋭く打球を返球する徳川・・・平等院がその返球に動けない!
遂に放たれた鬼と入江に伝授された諸刃の秘儀・・・
ブラックホールが放たれた!!
次号へ続く!!