1軍と2軍のシャッフルマッチが始まる前、リョーマと再会したリョーガが電話をしたのは・・・



「おうリョーガか!? 久しぶりじゃねーの え?リョーマと会ったって?
お前の事覚えてなかっただろ?

ハハハ 薄情じゃねぇよ
 アイツ全国大会決勝前に記憶喪失になってんだ その名残だろ

テニスをやれよ 昔を思い出して


南次郎であった。

なるほど・・あの記憶喪失が原因で・・・先生凄いなぁ・・。
どうやって忘れていたことになっているのかと思ったら・・・。。



一気に思い出し始めたリョーマ・・

真剣勝負・・・やろうよ

そうだな


ようやく本当の再開か・・・。




激しい試合が続く平等院VS徳川!!


平等院「沈没の恐怖に震えながら航海するがいい

徳川「俺は強くなりすぎた この確信は揺るがない!


1軍側のベンチから入江のもとに駆け寄った鬼・・・。

・・・徳川 あの時の約束、果たして来いや


※・・・・・・・・・・※・・・・・・・・・・※

招集されたばかりの徳川

・・・しかし、誰よりも強いと確信していた。
あの男に会うまでは・・・・


朝早いテニスコート・・・

徳川「この合宿に骨のある選手は・・・」

平等院「待て・・・じゃあ俺とやろうぜ・・・」


「いいですがちゃんと靴を履いて下さい 
そして寝起きのようですがしっかり準備運動をしないと良い試合が出来ませ・・」

てめぇは姑か? 大丈夫だ
海外帰りのエリートと殺れるってんで身も心も軽い


本気でやりますが後悔しないように

勝つことを信じて疑わない徳川だが・・・

実力の差は歴然であった。
アゴを狙い脳を揺らし、意識を飛ばしかけたところを、身体に当て痛さで意識を戻す・・・
それを延々と繰り返す平等院・・

どうしたよエリート・・・プロになるんだろ?だったら・・・
勝ち負けの本当の意味を俺が教えてやるッ!!



そこに見兼ねた鬼と入江がコートへ・・・

入江「リタイアさせて欲しい

平等院「ダメだ・・・相手を極限まで追いつめる それが俺のやり方だ

入江「でも彼は将来有望な男なんだ・・・

平等院「黙れ!やり方は変えん


鬼「つべこべうるせぇ!!
とにかくこの勝負は俺が預かる 手出しは許さん



自分が負けた相手である鬼から言われた事。
退くしかなかったのだろう・・・


医務室で徳川の傷の手当てを行う入江。


入江「実はね・・・僕は医者を目指してるんだ 実家も医者だしね」

鬼「それなら徳川の傷の治りも早そうだな  まあ・・・あれだ 負けは人を成長させる

入江「そう・・・・強くなる為に欠かせないものだよ


鬼「・・・だからよ








だから




・・・・・・もう泣くな・・・




男が泣いていいのは悲願が成就した時だけだ」



その出来事の後・・・



実力は確かであり決まっていた海外遠征を断ろうと黒部に相談する鬼と入江・・・


入江「育てたい男がいるんです

黒部「そんな理由で 平等院君がなんと言うでしょう?
あなた達のトップに聞いてみては?」

鬼「トップは変わる  俺がトップじゃ無くなったように・・・
次はその男の番だ



確かに徳川の力を確信している鬼の力強い言葉。


話を聞いていた徳川は・・・


俺に足りないのは勝ちへの執念です

お二人相手に勝つつもりで向かいますよ


二人と打ち合う中でボロボロになりながらも二人へ言い放つ・・


「鬼さん・・・入江さん・・・俺は・・・

恩は必ず返す男です

静かに笑って返す二人・・。

鬼「恩って何だ?俺はお前に恩を売ったつもりは無いぞ
入江「売ってないものを返されてもね

徳川「恩返しできないなら約束させてください

「約束・・・?」


※・・・・・・・・・・※・・・・・・・・・・※

ガットを突き破り、再び平等院を吹き飛ばす徳川!

徳川「俺は日本代表のトップになる!


次号に続く!!

やばい!やばいぞ!なんだこの三人の物語は!
熱いなぁ・・・静かなところに暑さがある。。。。
鬼ってやっぱいい奴やぁ〜!!!