真田&亜久津の壮絶な思いが入り混じった第5試合が終わった・・。

そして第6試合には・・・リョーマVSリョーガ・・・・だが・・・?


おチビ達がいない・・・・・?


デューク「お頭を待たせるなんて行けませんなぁ」


静かに告げる平等院・・。
もはやだれも逆らえないのか・・・?

平等院「待ちくたびれたわ! 徳川・・・殺るぞ


無表情にも緊張の面持ちが伺える表情の徳川・・。


リョーガ「俺の授業はここまでだ・・・どうしたチビ助行ってこい!

リョーマ「俺はアンタと戦いたいんだけど

オレンジをひとかじり・・・

リョーガ「もっとうまくなったらな

リョーマ「だったら試してみなよ


笑うリョーガ・・・「先日俺が立ち寄ったテニスアカデミーにU−17が海外遠征に来たんだけどよ・・

そいつらが観てたDVDにお前が映ってて今みたく生意気で笑っちまった

日本でくすぶってるようだからお兄様が慰めに来たって訳だ


リョーマ「そりゃどーも・・・・・

本当に兄さんだっけ?



リョーガの回想・・・

まだ海外に南次郎とリョーマがいたころ・・・
リョーガは越前家にやってきた・・。


南次郎「いいか リョーガ 今日から俺がお前の父親でこいつがお前の弟のリョーマだ

リョーガ「宜しく頼むぜチビ助!

恥ずかしがるまま何も言えないリョーマ

南次郎「なぁに照れてんだよ これからずっとひとつ屋根の下で暮らすんだぞ
そうだ テニスをやれ・・・・・・テニスに言葉はいらねぇ


まだ強くなる前のリョーマ・・・リョーガは股抜きショットなどアクロバティックに遊ぶように返球し、強い打球を放たない・・」

リョーマ「ねぇ真面目にやろうよぉ!
リョーガ「やーだよ

リョーマ「そーだ 真剣勝負しようよ

リョーガ「やなこった・・・だってチビ助弱ぇーんだもん

リョーマ「そんな事ないよやろーよっ

リョーガ「もっとうまくなったらな

リョーマ「だったら試してみてよ


かし、南次郎の言う通り、難しい言葉はなくても二人は自然に兄弟になっていった・・・。


すっかり仲良くなっていたある日・・・


リョーガ「あ!父さんどうしたの・・・・・・・・父さん?

難しい顔をする南次郎・・

リョーガ「ひ・・・引っ越し・・・?


南次郎「そうだ・・・お前は叔母さんの所に・・・引き取られる事になった

リョーガ「俺・・・俺・・・チビ助の兄貴じゃなくなるの?

南次郎「血が繋がっていることに変わりは無い 
離れていても・・・お前はリョーマの兄貴だ

リョーマにはどうする お前の口から言うか・・・?
別れは一週間後だ・・・



あっという間に時間は過ぎ・・・リョーマに言い出せないまま別れの時が来た・・・


南次郎「まだ・・・リョーマに言ってねーのか?もう空港に向かうハイヤーが来る時間だぞ

わかった・・・俺からリョーマに・・・



リョーガ「ダ ダメだよ!! くそっ!えっと・・・


オレンジに何かを書き始めるリョーガ・・・・・・・・・・・・

チビ助に会ってくる


リョーマ「えっ?本当ーっ!?俺と真剣勝負してくれんの?


リョーガ「ただし条件がある 今から海に投げるこのオレンジを俺より先に拾えたらだ

リョーマ「いいよ!


リョーガによって海に放たれたオレンジに一目散に向かうリョーマ・・・

リョーマ「やったぁ―――っ俺の勝ちぃ!!


あれ?兄ちゃん・・・


飛び込まないまま、リョーガの傍にはハイヤーが・・・車に乗り込むリョーガ・・

リョーマ「えっなに?どこ行くの兄ちゃん!!なんで車に乗るの!?

リョーガ「楽しかったぜチビ助・・・

リョーマ「どういう事!?兄ちゃんはずっと兄ちゃんでしょ?

リョーガが乗った車を海から上がることも忘れて見送り涙を流す事しかできないリョーマ・・・


しかしオレンジにはリョーガからのメッセージが・・・。


テニスをつづけろ
おたがい強く
なりつづけたら
いつか会える時
がくる




薄く笑いながらリョーガが記憶を巡らせた・・・


リョーマ「どうしたの?

リョーガ「いや・・・チビ助とやってやろうかと思ってな 真剣勝負・・・

リョーマ「!・・・そうこなっくちゃ・・・・・・・・・え?

真剣・・・勝負・・・?あれ・・・?


リョーガ「どうした?チビ助・・・


一方・・・兄弟対決を待ちきれず始まった平等院VS徳川・・・


徳川は既に光る打球を会得していた・・・平等院に一撃を与える徳川・・・



吹き飛ばされる平等院・・



徳川「確信した・・・俺は強くなりすぎた


何毎もなかったかのように笑いを浮かべる平等院

平等院「「大海原を小舟で漕ぎ出すかよ


やはり(?)死闘の予感・・・!?

次号へ続く!