先月は連載をお休みして待望の原作の続き!!
やはりリョーマとリョーガが野試合を始めていた・・!?
「ねぇアンタはあの光る打球・・・・・平等院とかいうオッサンに教えてもらったの?」
自信を持ったのショットを放つも・・・!?
「まだまだだぜチビ助 それにあんたはねーだろ 憧れの兄ちゃんに向かって・・・
あーあガキん時はもっと可愛かったけどな
兄ちゃん兄ちゃんって金魚のフンみてーに俺の足元にへばりついてなっ」
いや、リョーマ可愛い・・そんなリョーマ可愛いけど・・(笑)
「いつの話だよっ!!そんな事いーから早く・・・」
「焦るなよチビ助・・・・・あの光る打球を打ちたいのならまず・・・・・・見極めることだぜ
スーパースイートスポットをな」
一方、コートでは第5試合が始まろうとしていた・・・
そう、種ヶ島&大曲 VS 亜久津&真田!!
亜久津のブランクを知る中学生メンバーからの不安の声を聞きながら阿久津はコートへ向かう・・・。
代表合宿招集に呼ばれたからには・・
亜久津にも理由がある。
・・・追憶・・・。
リョーマに敗れ、しかし、満足感に満ち山吹中テニス部を去り、
河村と石田銀の戦いを見届けた亜久津の心には・・・
伴爺のアメリカ留学の誘いの言葉が胸に残っていた・・・。
パスポート取得のために手続きを済ませ、パスポートを手にした亜久津は我に返りパスポートを力任せに破るのだった・・
「何やってんだ俺は!?」
飲み物を買うため、お金を出せば落として自販機の下へ、
気づけば自分の荷物も置き引きに遭う・・・
仕方なく交番へ行くも、見てくれで判断され、
逆に別の警官へ通報されそうになる始末・・・。
交番を後にして、宛てもなく走る。。
「俺はもう興味ねぇんだよ!
俺はもう一度テニスをやりたいのか?
いや・・・あの小僧との戦いで全てを出した
未練なんてこれっぽっちもねぇ!!
・・・なのになんだこの焦燥感は 」
息を乱し、立ち止まる亜久津
「また・・・テニスがやりてぇ
真剣勝負がしてぇなんて俺の口から言えるかよ
格好悪ぃ・・・
もう遅ぇ――――んだよっ!!
自分の性格が、
自分なりにあったプライドが、
これまでの自分が、
本当の気持ちに気づいている自分とは裏腹に交錯する・・・。
アンラッキーな一日・・・
行きついた先に・・・聞き慣れたラッキーな男の声が・・・!?
「うんラッキー
もう一本当たり 今日はツイてるなぁ 缶コーヒー飲むかい?」
自販機であたりを出して喜んでいる・・・
そこで出会ったのは、壇の次に自分をきっと認めていたであろう、千石だった・・・。
千石をもう一度テニスにと誘う千石・・
「テニスは二度とやらねーと言っただろ」
飲み物を飲み干し千石は笑みを残しながら冗談半分に問いかける・・。
「じゃあもし その缶をラケットで打って後ろの三角屋根のごみ箱に入れることが出来たら・・・
君はテニスを続ける
入れられなければ俺は黙って帰るよ」
「バカか・・・」
去ろうとする亜久津・・・
「・・・でももし
本気でやらなかった場合は山吹中テニス部に戻ってもらう・・・」
背中越しに言葉を掛ける千石の表情は真剣な面持ち。
千石が持ちかけた話はどちらにしろ亜久津がテニスを続ける”賭け”だった・・
千石の方へ向き直し、千石のラケットバッグを奪うようにラケットを取り出す・・・
そんな亜久津に、いつもの調子で話しかける千石
「因みに星占いではキミのラッキーカラーは黒!」
「うるせぇ!黙ってろ!!」
「ラッキーアイテムは缶コー・・・」
言いかけて千石は言葉を止める・・・。
独自の構えで集中する亜久津の表情があった・・・。
リンクしたようにサービスエースを決める亜久津・・・
真田 「いいサーブだ!もう一球お見舞いしてやれ 亜久津 仁!」
「俺に指図するんじゃねーよ」
日も暮れた中で・・・
小さな缶のごみ箱に見事命中させた亜久津・・・
「山吹中テニス部には戻らねぇよ」
「・・・って事はテニスは?」
「うるせー」
再び、亜久津がコートに舞い戻る・・・。
山吹中のテニス部員としては戻らない。
しかし千石は安堵したように微笑んでいた・・。
「今夜は月が綺麗だなぁ」
やべぇ・・亜久津株がやばい程ぐんぐんです!!
亜久津にこの試合、負けてほしくない!!!