2010年は跡部の年!先生自ら宣言した今年最初のS.Q!!
5-0とリードするもこれまでの入江は全て演技だった・・・。
本性の一角を表す入江!!
全員が言葉を失う中、ゲームポイントから一気にアドバンテージまで簡単に決めていく。
「ホラ跡部くん 頑張って!」あざ笑うかのように言い放つ入江。
「入江ってヤツの動きが急に変わりましたね・・・
今までやられてたのは全部演技って事か 何に為にそんなこと・・・?」
「全身の毛穴をブチ開けろ!神経を末端まで研ぎ澄ませ
ヤツの打球はそんなに速くねぇ 見極めろ!目を開け!!」
強烈なショットの後スマッシュの体制に入る跡部!
「ば バカな!?彼は・・・・・・・・・ 彼の進化はまだ終わっていない?」
手頸へ直撃しラケットを弾く。
そして・・・
「『慟哭(どうこく)への舞曲(ジ―ク)』だ」
「なーんてね」
しかしまだ演技を続ける入江。
ラケットを拾いあげショットを返す!
ゲーム入江 1-5
一番コートの面々も試合を観戦・・・?
「入江とはやっぱ当たりとー無いわな」
「・・・そうですね」
「あの中学生・・・可哀想やな」
鬼「黙ってたが・・・・・・入江は3番コートじゃねぇ 実力はもっと上
俺と同じで各コート底上げの為配置されたのよ」
それを聞いて声を上げる切原。
切原「ア・・・アンタなら勝てますよ!!頑張れ跡部さんっ!!」
「ウルセ―切原っ!!外野は黙ってろ!!」
「そうだよね今キミはとても恥ずかし・・・・・・・・・・・・」
「隙が出来たぜ・・・ほうら凍れ」
しかしその氷柱は跡部の死角を映し出す・・・
鬼「入江の強さは・・・対戦相手の気持ちを理解できること
故に思惑・言動が全て見透かされてしまうぜ」
しかし、それでも・・・
「跡部のやつ精神力強いな・・・
「普通ならとっくに心が折れるのに・・・・・・」
「その自尊心の高さがキミの成長を妨げているんだよ!!」
自分への問いかけ。
ドイツへ再び飛び立った手塚との約束・・・
自尊心だ!?・・・そんなものはもう関係ねぇ!!
「俺はこのチームを・・・!!」
コートに倒れこむ王様(キング)
ゲーム入江 6-5!!
過った記憶・・
俺はガキの頃英国にいた
周りは同い年でも俺より圧倒的にテニスが上手かった
手札も作戦もバレバレで勝つ事さえ許されなかった環境で俺が磨いたのは
相手の弱点を見つけそこを容赦なく狙うこと・・・
いや・・・それしか俺の生きる道はなかった
しばらくすると俺は誰よりも強くなっていた
そこへ。。静かに空から降り積もる結晶・・・
「やっぱ俺にはアレしかねーようだぜ』
「・・・どうやら覚悟出来たかな」
激しいラリーの中、跡部を見透かす入江が氷の世界を放つ
「・・・試合前に言ったよねキミ達には3番コートはまだ早すぎるって」
跡部のコートへ突き刺さる氷柱・・・・の筈が入江の眼には死角となる跡部の氷柱が砕け散る!
「俺は俺のやり方で栄冠を戴く 眼力(インサイト)と共に・・・」
なんと入江の骨までもが透けて跡部の目には写る!!(笑)
「スケスケだぜ!!」(笑)
遂に入江の後ろを抜く!
入江「動けなかった!?』
空から振る雪にまさに氷の帝の如く立ちつくす・・
「跡部王国」(あとべキングダム)
観戦するもの全てが息を飲んだ・・・・
跡部の笑いが高らかに響く・・・
「眼力を極めた・・・・・・ようだね まったくこの子たちは」
「どうした もう名演技は終わりか?」
跡部王国、建国祭が今始まる!
笑いながらも格好良い・・・先生・・・素晴らしいです(笑)
次号、衝撃の4話掲載!