明かされる、リョーガの過去・・。
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「え? どーしたの兄ちゃん怖い顔してさ
もしかしてやってくれるの?
シンケンショーブ!!」
チビ助・・・オレ達もっと強くなって
いつか世界の頂上(てっぺん)で試合しよーぜ・・・」
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病院で、管に繋がれたまま、眠る南次郎・・・
リョーマが見た南次郎は・・・幻なのか・・・
「て 手塚の零式ドロップまで食われた」
「いーのかチビ助?
大切な先輩の技全部奪われちまっても?」
「ホント最悪なテニスだね」
その言葉を異に返さず、サーブを構える・・
「こりゃお前んだろ?」
繰り出すはツイストサーブ・・
亜久津のしなやかな身体の模倣での返球・・・
合わせるかの如く。
リョーガは既に”喰った”COOLドライブを放つ・・
それには超人的な奥義、真田の「雷」で立ち向かうリョーマ
「無我の境地か
お前らしい能力だぜ・・・
沢山の先輩やライバル達と戦い様々なテニスを見て来た様だな」
リョーガのラケットを弾き飛ばすも、
雷の威力がなくなったリョーガからの返球が静かにリョーマの前に跳ねる。。
「そいつを返してポイント取るか・・・
奪われっかの二択だぜ」
だがこの二択
真田(越前リョーマが返球しなければ)
柳(一時的に技は奪われないが)
幸村(でもポイントは常に取られ
試合に勝つことは不可能)
・・・詰んでる
それでも返球を選び、、ポイントを取るリョーマ・・
0-15!!
君島(新たな技を続々と繰り出しやりあってますが
一度使った技は全て奪われ)
越智(二度と使えない以上いつか尽きてしまう)
鬼(その反面 奴はどんどん新たな技を覚え無限に強くなりやがる)
平等院(チッ 誰も勝つ事の出来ねぇ
パンドラの箱を開けちまったって事か)
「なぁチビ助・・・あん時は楽しかったよな?」
「昔話かよ・・・・・・」
「アメリカにいた頃テニスコートの隣にオレンジ畑あったよな?」
「・・・まぁね」
「俺はガキん時 スペインのオレンジ農家でずっと育ったから妙に嬉しくってな
そんでよ 父さんにこの前聞いたら俺が植えたとか真顔で言ってんだぜ!!
桃栗三年柿八年・・・ミカンのまぬけは二十年ってな・・・」
返事をせずに静かにリョーガの話耳を傾けるリョーマ・・
「しかしガキの頃もお前は無邪気に俺と毎日真剣勝負やりたかってよぉ
ホント参ったぜ ヘタクソなのにやる気だけはあんだよ」
「ねぇ兄貴・・・」
「なんだ覚えてねーのか?
まああん時のチビ助はもっとチビだったしな
それに4か月前に記憶喪失になったらしーじゃねーか・・・」
「親父との約束 破ったよね?」
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南次郎の妹がいた・・・。
越前花凛・・・
大学生の時にオレンジの研究でスペインンに来ていた。
そして現地のスペイン人男性と恋に落ち結婚しする
やがて子供を身籠り出産・・
『リョーガ』と名付けられた
オレンジ農家を営む二人は裕福とは言えないが幸せ一杯だった
叔父の南次郎の影響か、小さいころからテニスを始めたリョーガ・・
その才能もまた、壁に描いた小さい的に1000回連続で当てるほど、才能が垣間見えていた。
そんなある日、マドリードで南次郎の試合があり、応援に行くことを決める・・・
その車中、酷く雨が降り続く・・・
その雨は3日間続き、
その雨が降り続く中、南次郎に連絡が届く・・・。
「こ 交通事故・・・?」
(ねぇ兄さん・・・
リョーガとリョーマ君が世界の頂上(てっぺん)で戦うと思ったら
マジでワクワクするぜ!!)
(そうだな・・・花凛)
花凛は、南次郎にそう語っていた・・・
花凛と義弟は、リョーガを守ってこの世を去った・・・
埋葬され、葬式が終わり、墓前を後にする南次郎・・・
「花凛・・・安らかに眠れ」
参列した大人達をベンチに腰かけ見送る少年がいた。
「ボウズ・・・泣かないのか?」
「泣いたって・・・・・・・・・
前に進めないから」
無表情で、持っていたオレンジをかじるリョーガ。
「(強いな お前)
なぁリョーガ・・・アメリカに来ないか?」
※・・・・・※・・・・・※
(そしてナムライ南次郎は俺を養子として引き取りアメリカに連れて来てくれた)
(そして俺に弟が出来た
名前は『リョーマ』
毎日が最高に楽しかった
ただ父さんと一つ約束をした
リョーマが一端のテニス選手になるまでは
真剣勝負は絶対にしない事を)
「なぁチビ助・・・テニスは好きか?」
「うん!!兄ちゃんもスキ」
(でも俺はその約束を破って1度だけリョーマと真剣勝負をしちまった)
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試合は続く。
絶対的に優位に立つリョーガ
「もうネタ切れかチビ助!?」
無我の境地を使用し続けると疲労が蓄積する・・・
真田「無我の境地の副産物だ 一気に体力を消耗する」
ロミオ「メダノレは奴と練習してたのに何で平気だったんだい?」
アントキノ「俺達双子には不思議な同調する力があったからリョーガに奪われても
兄弟同士でテニスをすれば辛うじて取り戻す事が出来た」
アントニオ「だから監督は・・・
リョーガと打ち合うのは俺達に限定した」
(このままじゃ全ての球を返球され
それを打ち返すとその瞬間に奪われる)
でも返球出来なければーーー―
構えに入る・・・
「おっ まだあったか!?来いよチビ助!!」
強打ではなく、静かにラケットにあてて返球する・・・
いち早く、不二が静かに反応する
真田は叫ぶ「いかんあんな弱弱しい打球じゃ・・・」
(何やっててんだチビ助・・・
こんなショット奪うまでも無ーぜ!!)
ふわふわと、漂うように、リョーガのガットから避けていく・・・
「風の攻撃技 『狐火球』」
ゲーム日本 3-3!!
(不二先輩が決勝メンバー決定戦で
未完成の新技を俺に見せたのは
兄弟対決を見越した俺へのギフトだったんすね)
一筋の、糸口・・・。
「まだまだだね」
焦らない、臆さない、
前へ、挑み続ける、攻め続ける・・・
それが越前リョーマのテニス!!
次号へ続く!!