立ち上がった徳川がメダノレへ食らいつく。
「何故徳川は見つけられない打球を
最強の鉾『ダークマター』を返し続けられるんだ!?」
メダノレ(カズヤめ・・・"ブラックホール"を通過する瞬間の僅かな光から打球を見つけ出し
『千手の神童』で全て返球している
真っ向から『ダークマター』を封じるつもりか!!)
徳川("最強の鉾"と"最強の盾"どちらが上か
勝負だアントニオ!!)
丸井「でもこのままじゃマズイだろい・・・・」
木手「不吉な事言わないで下さいよ丸井くん!」
幸村「徳川先輩はずっと・・・
"ブラックホール"を作りながら戦っている」
リョーガ「あの"ブラックホール"って技・・・エグいな」
ロミオ「身体に相当な負荷が掛かってるよね・・・絶対」
フリオ「選手生命を縮める危険な技だぜ!
あれは身体がもって30分がいいとこだ」
シルバ「彼は試合開始序盤からずっと使い続けてる」
マルス「でも"ブラックホール"無しでは・・・
メダノレの攻撃を防ぐ事は出来ないわ」
セダ「勝負ありだネ」
ベンチで見守るメダノレが気づく・・・
「いや・・・カズヤはピンポイントで使い始めている」
(カズヤハは攻撃展開を先読みし
目の前に『ブラックホール』を作る事で)
『ダークマター』をピンポイントで捕らえ『ブラックホール』による
身体への限界タイムリミットを遅らせるとは)
鬼「奴の"予感"をそれを可能にした
いくつもの修羅場を経験し片時も鍛錬を欠かさなかった
まじめな徳川だからこそ
持ち前の勘の良さが磨かれ対戦相手が次にどこに打って来るのか"予感"出来る!!」
平等院(だがメダノレとて百選練磨だ・・・そう簡単に打球は読めんが
今の徳川は"予感"というより""確信)
予感 を 確信 に変える
・・・それはつまり・・・
幸村と平等院がすぐにその姿に気づく・・・
幸村「あ あれは・・・!?」
平等院(なる程 そういう事か・・・!
過去に経験した『能力共鳴』をボルグ以外に出来る奴がいるとはな!!)
ゲーム&1stセット
日本 6-4 !!
Q.P「ボルク・・・あれって?」
ボルク「日本はとんでもない切り札を用意していた」
プロから1セットを先勝。
湧き上がる会場、称賛する鬼と入江・・
コートチェンジ・・・
静かにベンチに腰掛ける徳川
その中でも徳川は冷静だった。
「越前リョーマは・・・戻りましたか?」
君島「まだです 病院はとっくに出たと聞きましたが消息不明でして・・・」
入江「今は越前クンの事は考えないで試合に集中してこう!」
徳川「はい!!」
鬼「それより身体は大丈夫なのか?
ブラックホールを最小限に抑えて使ってるとはいえ
試合序盤からかなり使い続けた負担がこのままだと・・・」
徳川「約束」・・・覚えてますよね
次のセットで必ず勝利を掴んで来ます!!」
フリオ「いい追い上げだったぜメダノレ!!」
マルス「そうよ次セット切り替えて行きましょ!!」
メダノレ「カズヤを何故恨む?俺達が恨むべきは・・・」
その問いかけには答えずコートへ戻っていくメダノレ・・
コートを挟んで・・
徳川「アントニオが怪我をして"あなた一人"になった
もう試合中にあなた達が入れ替わる事はない」
だからプロに転向したんですよね?
あなたは今
何の為にテニスを
しているんですか?」
メダノレ「フン お前には分かるまい・・・」
セカンドセットが始まっても、徳川の”確信”は揺るがない・・。
単独で"能力共鳴"の『第六感』を完全に使いこなしている!!
(何の為にテニスをしているだと?
お前の知った事ではない!!
全ては−−−−−)
★・・・・・★・・・・・★
「もう・・・テニスは出来ないのか?」
怪我を負い、松葉杖を付くもう一人のメダノレに問いかけたあの日・・
「出来ない訳ではないが・・・
プロとしてやって行くには厳しいだろうな
俺の分まで頼んだよ」
★・・・・・★・・・・・★
(プロを目指す以外今更どう生きて行けば良いかなんて分からなかった
それでも俺達の生きる道はテニスしか無かった
何がプロだ!俺達の人生を狂わせたじゃないか
それなら・・・
許されざる存在の俺が世界の頂点を獲る
それが俺達に出来るたった一つの証明だ!!)
激しく責め立てる・・・
種ケ島「波状攻撃!?
攻撃に攻撃を重ねブチ破る気かい!?
ホンマ規格外の男や!!」
君島「いや・・・徳川くんも『予感』の制度を上げてる!?」
遠野「全て冷静に最小限のブラックホールで防ぎきっているぜ!!」
しかし、徳川の異変は突如訪れる・・
上がったロブへスマッシュへ打ち込む"第六感"も完璧だった・・
その瞬間、身体の自由が利かなくなり倒れこむ・・・
プレイ中に時間を奪うだけではなく、
ブラックホールを仕掛け続けることで徳川に確実にある時間を奪われた事に、
倒れこみながら気づく徳川。
「時間加速(サルトデティエンポ)」
鬼
(メダノレは絶え間なく攻撃を重ね続ける事で
ブラックホールを最小限に抑えていたにも関わらず
徳川の制限時間を減らしてやがった
もういい・・・立つな徳川
プレイを重ねることで、
確実に徳川の時間を"早めて" "奪う"メダノレ
悲痛な面持ちで試合を見守るベンチにいるメダノレ
時間を奪い笑みもを浮かべ徳川を責め立てる徳川と戦うメダノレ
「カズヤよ・・・何の為にテニスをする・・・と言ったな?」
徳川へ・・・いや、違う。
メダノレは世間へ、世界へ吐き出すかのように叫ぶ。
「俺達は全世界へ復讐する!!」
自分の境遇、自分の存在、全てをかけて・・・。
次号へ続く!