今月は表紙&巻頭カラー!!
表紙にはリョーマ、金ちゃん、徳川、跡部、鬼、入江が登場!
灼熱の夏に踊るクールな王子様!
巻頭カラーには、現中学生代表14人が集結!
病院では、南次郎が・・・・
リョーマ「病院抜け出して大丈夫なのかよ!?
さっきまで死にかけてたじゃん!」
南次郎「大事な息子達の真剣勝負・・・いつまでも寝てられっかよ
行くぞリョーマ・・・・・・会場へ!」
遠目にみつける。
「おっとヤベェ担当医だ
見つかったら病室に戻されちまう!」
と思いきや、可愛い看護師さんに目線を向けたり・・
溜息一つ・・
リョーマ「んじゃ親父・・・行くよ!」
病院内を見つかりにくい場所を移動する二人・・
「恩に着るぜリョーマ・・・」
「中庭から外に出られそうじゃん!」
「・・・俺は飛べねーよ」
入院しているおばあちゃん・・・
「あら〜っこんな所にお侍さん
SAMURAI IS DESTINYよ〜♪」
「おいおいちょっと婆さん!シーッ ほらシーッ!!」
「親父のその恰好目立ち過ぎだから・・・」
車椅子に南次郎を乗せ、日本ジャージを隠すように拍を羽織るリョーマ・・
「は〜いお爺ちゃん♪着きましたよぉ」
病院の外へ・・・
「うまくいったね お爺ちゃん♪」
「・・・誰がお爺ちゃんだ」
「ねぇ・・・親父が会場のベンチに戻ったら・・・結局連れ戻されちゃうじゃん?」
「客席の一番後ろに紛れときゃ分かんねーよ!!
ならリョーマ・・・お前が試合で客席のヤツらを釘付けにしろ」
無言のリョーマ・・・
「・・・何だ出来ねぇのか?」
「いーから親 父バカ言ってないで会場はこっちだよ!」
☆・・・・・★・・・・・☆
『時間(ラドロン)・・・』
徳川(俺の時間を奪う攻撃をしようとも・・・無駄だ!!)
真田「今度はなんだ!?
『千手の神道』とは防御に特化した・・・決して貫けない最強の盾だ!!」
(幾千のカウンターを持って
幾千の攻撃を封じる
それが『千手の神道』だ!!
ゲーム日本 5-0!!
入江「凄い・・・キミはいつの間に『阿修羅の新道』から『千手の神道』に!?」
幸村「それだけじゃない・・・徳川先輩の『予感』がさえていますね」
鬼「プロ相手に全ての攻撃を多彩な防御で防ぎカウンターで決める!」
種ヶ島「最強の盾を手に入れた徳川は無敵やわ!!」
遠野「お前強く鳴り過ぎたんじゃねーか徳川ぁ!!」
君島「遠野くん・・・茶化すのは止めなさいよ」
大曲「確かに徳川 調子に乗って後で血見るタイプだろうし・・・」
デューク「お頭の目論見通り・・・這い上がって来ましたなぁ 徳川カズヤ」
(昨日の決勝メンバー決定戦で私に彼の『阿修羅』を破壊させ
私の妹クロエを助けたい一心で彼は『千手観音』を纏い蘇った)
「ある意味賭けでしたなぁ」
平等院「フン・・・あくまで『義』かよ
ここまで奴がずっと「「義」で世界を獲る」と拘って戦っていたのは
どうやらあそこに座っている男に
それを証明しようとしている様だ・・・
もう一人の、メダノレに・・・。
★・・・・・・・★・・・・・・・★
(俺は子供の頃からテニス留学で何度も欧州の国々を訪れていた
パリの学校にテニスの特待生として短期留学を果たし
異国の地で海外選手を倒すことで
当時の俺は少し有頂天になっていた)
「誰だい?
東洋のテニスは2年はレベルが遅れていると言っていた奴は?
確かにそうかも知れない・・・
俺以外はね!」
それを証明するようにそこにいた選手たちと打ち合ったあと・・・
そんな時に現れた少年・・メダノレ・・
「キミが噂の”テニスの王子様”かい?」
徳川「誰ですか?質問するならまず自分から名乗るのが礼儀でしょ
今日はもう5試合こなして疲れてるからまた今度にして貰えませんか?」
すると・・・周りにいた5人と試合をはじめ、次々と倒していく・・
「こちらも5試合こなしたよ・・・
さぁ試合を受けてくれるかい 徳川カズヤ?」
(俺はこの得体の知れない相手に焦っていたのかも知れない
様々な攻撃を仕掛けるも・・・全ての攻撃を相手に受け流された)
ゲーム4-0 メダノレ!!
「なんだ一方的じゃねーか徳川め!!」
「1ゲームすら獲れねーのかよ」
「いい気味だぜっ東洋人のクセに偉そうに!!」
「とっとと日本に帰れよ!」
(今まで築いてきた自信が音を立てて崩れていくのを感じた
俺はもう完全に戦意を失っていた)
「・・・もういいアンタの勝ち・・・」
「逃げなければ・・・君の挑戦は終わらないよ」
諦めかけた心をもう一度立ち上がらせたメダノレの一言・・・
(そうだ 自ら逃げなければ俺の挑戦は永遠に続く!! )
諦めなかった結果、6-4と負けるが先ほどまでの声は消えていた。。
「あのメダノレから4ゲームも獲るなんて・・・」
「やっぱあのトクガワって強ぇんだな」
「あぁ本当に良くやったよ」
しかし徳川は違った・・
(俺の獲った4ゲームはきっとあの人が俺の環境を守る為
そしてテニスを辞めない為にくれた『義』の心だったのだろう
その後も俺は欧州で経験を積み 様々な大会で結果を残していった)
そして数か月届いた、日本代表の招待状。
「おめでとうカズヤ!日本代表に選ばれたんだって?」
「ああアントニオ・・・この環境に比べれば大分劣るだろうな日本!
1人2人は骨のある奴がいるといいけど」
★・・・・・・・★・・・・・・・★
(勝負の世界で相手を慮る『正』は甘いと人は言うだろう
だが俺は『義』で世界を獲れる事を証明する必要が・・・
いびつな打球が徳川のコートを這うように決まる・・・
フリオ「ブラックホールは意味ないぜ!
お前が『最強の盾』を持つように
メダノレは『最強の矛を持つ』」
徳川の瞳に移らないメダノレの打球が決まり続ける・・・
「見つけられない打球・・・!?」
(な 何故だ 予めブラックホールを置いていたハズだ!?)
ならば・・・!ネット前に全体にブラックホールを張って見極めようとする・・
ブラックホールに移るボールの影・・
「捉えたぞアントニオ!!」
・・・しかし。。。
(打球がブラックホールをすり抜けてる・・・!?)
打球は徳川を直撃して直撃し、
出血を伴って倒れる・・
入江「それは光にも映らず重力にしか影響を受けない素粒子で
全てをする抜けるーーー―ブラックホールでさえも
それを捕まえることは不可能とされている」
鬼「まるでダークマターだ」
徳川に背を向け先刻するメダノレ。
「終了だ(ジャエスタ)!!」
★・・・・・・・★・・・・・・・★
会場へ戻るリョーマと南次郎・・
「ねぇ・・・親父」
「あん?」
「兄貴って・・・越前リョーガって・・・
いつから対戦相手のテニスのを奪う最低のテニスを?」
無言で答えない南次郎・・・
「・・・まさか
親父は奪われてないよね・・・テニス!?」
立ち止まる南次郎・・・
「・・・・・・!ちょっと親父いきなり止ま・・・
あ こんなところにテニスコートが?」
コートに入る南次郎・・・?
「お〜いリョーマ・・・
いつまでそこに突っ立ってる気だ?」
コートに入る姿に驚くも・・リョーマはすぐにニヤリと笑う・・・
ラケットを抜く南次郎・・・
「お前に・・・テニスを教えてやる」
決勝のコートに戻る前に、南次郎は、リョーマへ、何を伝えるのか・・
次号へ続く!!