新しく仲間から託されたラケットを手にスペインに立ち向かう!
全開で挑む金太郎・・・


覚醒したマルスも『狙撃』が大曲と金太郎を襲う・・


ゲームスペイン 4-3!!



金太郎もサーブが冴えわたる!



そして、金太郎は・・・


跡部「どうした 越前?」

リョーマ「あ 
いや金太郎・・・
・・・ずっと天衣無縫っスね」


「えっ?ずっと天衣無縫の状態ではいられない?」



「そーっス・・・俺が徳川さんと合宿所で戦った時も
途中でその状態が解けたせいで一気に逆転されたっス」



跡部(確かに・・・あの手塚ですら
幸村に五感を奪われた時のみに使っていて
常に天衣無縫ではなかった)




鬼「テニスを楽しむ気持ちが可能にする天衣無縫のテニス
その気持ちとプレーをぶっ続けるなんて本来不可能だろうよ


だが大曲のために
ラケットを託してくれた高間の為に
その思いが金太郎の天衣無縫を進化させている」


種ケ島「竜二の魅力に惚れへん奴はおらへんやろ☆」



三船(大曲のヤツ・・・見事にあのガキを覚醒させおった)

「勝てる・・・ぞ!」




Q.P「今まで色々な『矜持の光』を見たけれど・・・」

ボルグ「ここまで輝き続けられるとは」


手塚(『心強さの輝き』か・・・)


ゲーム日本 4-4!!


マルス「あの子の山噴火サーブは捨てるわよ!」


大曲(次はセダのサービスゲーム
とれるチャンスはここしか無ぇぞ金太郎!
とにかくコロンにショットで『狙撃』を打たせなければ
きっとチャンスは来る!)




金太郎(あいよ!!)



しかし・・・


ゲームスペイン 5-4!!


「スペインが先に・・・王手を掛けた」



幸村「大曲先輩のサービスゲームだけど・・・
このゲームの重圧が掛かるのは日本ペアの方だよ」



真田「やばいな スペインペアはノンストレスで来る
この正念場 耐えてくださいよ先輩っ!」




(ウルセーよ黒ボウシ・・・
んな事言われ無くても分かってんだよ!)



二刀流を生かしたからこそのサーブ&ボレーを一人でやってのける!!


15-0!


勢いに乗れる、追いつく・・・・


と、思ったもつかの間・・・


大曲「マジ 勘弁しろし・・・」


大曲の目には、
二本のラケットを構えるセダが・・・




15-15!

見事に二刀流をこなしポイントを返される・・・

(そうだ セダの特殊能力は・・・
相手の所見の技に瞬時に対応)



「姉さん・・・勝つヨ!!」


「もち!!」


セダが、マルスの為に・・・

メダノレ「セダくん・・・一気に流れを引き戻したね」


鬼「あの小僧 このタイミングまで二刀流をあえて温存してやがった

大曲の精神を揺さぶる為に・・・」



”セイギノミカタ”が再び決意する

(大曲の兄ちゃんを助けたらな・・・)



しかしマルスは、その隙を見逃さず・・


メンタルを揺さぶる・・しかしその狙いは・・・


「次の攻撃に備えろし!!」


(今度は俺が必ず守ってやっからよ)


「流れは渡さな・・・」

セダもフォローに入る!!


金太郎もそれはさせじとスマッシュにてポイントを取る!



30-15!!


平等院『革命』を起こした貴様の精神力・・・
そんなヤワじゃねーよな大曲よ!!」



そして、いよいよスペインにマッチポイントが灯る・・


金太郎の表情を伺う大曲・・・


(楽しそうだな金太郎

なら勝たねーとな!!)






日本ペアはラリーを続けてチャンスを待つ・・

そんな中・・・

「兄ちゃん・・・なんか腕が痺れて来とる」


(・・・何だ!?  ま まさか・・・

コロンは低く滑るスライスまでも『狙撃』に!?

このままじゃ対応されんのも時間の問題かよ)



「オメェに俺の命託すぜ 金太郎ぉぉ!!」

勝負に出る大曲・・・


セダに放たれたショットをマルスが拾いに行く!


(悪いわね・・・
セダちゃんを狙ったショットはドライブ回転
故に打球が跳ね上がるから・・・



パパ テニスって最高ね)


リョーガ「・・・勝負あったな」



マルス「『狙い撃ち』!!」


大曲「掛かったな」


大曲は右手のラケットを金太郎へ託すように放り投げる・・・


「行っくでぇぇぇぇーーーーっ!!
これがワイの二刀流や!!



超プロペラハイパワ
キンタズゴナブーム!!」




両手でラケットを持ち身体を回転させ
超ウルトラグレートデリシャス大車輪山嵐を放つ!



マルス「駄目っ  打球の出所が分からない!?
右に来る?左に・・・」




(・・・姉さんゴメン)




★・・・・・・★・・・・・★


セダ「監督・・・
姉さんの師匠の相棒はどんな選手だったんダ?」



南次郎「ああ・・・
あの婆さんに合わせ
その動き思考を全て把握し
常に相棒と同調(シンクロ)する事で
ワンマンダブルスをコントロールしてたよ


だからウィンブルドン優勝出来たのは結局二人の力だよ!
婆さんもわかってたハズだ」



「ふ〜ん同調(シンクロ)ネ・・・」




★・・・・・・★・・・・・★


二人に纏われた、光・・・



フリオ「セダくん
マルスの精神に無理やり入り込んで同調(シンクロ)を!?」


南次郎「やるじゃねーか・・・」



ゲームセット ウォンバイ・・・スペイン!!





スペインの逆転勝利で 1勝1敗・・




大曲「やられちまったな・・・」


遠山「大曲の兄ちゃんおおきに!わいめっちゃ楽しかったで!


なのに・・・なんで目から汗が出てるんやろ?」



静かに笑みを浮かべる大曲

「ゆっくりでいい・・・テニスが待ってるぜ金太郎」




このあと
テニプリならではの2ページ演出があります・・・

是非皆様今月のS.Qで、

今後のコミックで確認してみてください!!






セダ「借りてた本・・・もういらないから返すヨ」


ロミオ「セダ・・・君も目指すんだね?」


セダ「と 遠山金太郎ーーーーっ!!」

顔につけた覆面をとった彼は笑顔を浮かべていた・・


セダ「俺も・・・なれるかナ?

セイギノミカタ




遂に2試合目、決着・・・


次のシングルス2はリョーマvsリョーガ !?




その前に小休止、

次次号、休載です。