大曲のど根性、金ちゃんの動きが読めない天真爛漫な動き。
序盤から一気に攻め込む日本チーム!

ゲーム 日本! 1-0!

スペインからのいきなりのサービスブレーク!

狙撃により麻痺をさせるショットだがマルスも予測はしていた、が・・・



「二刀流だって聞いてたからそう来るかと思ってたけど・・・
麻痺した状態でも構わず打つ人いる?

やるわねド根性お兄さん♪」



おなじコートで目の当たりにした金ちゃんはそんな大曲の姿に・・

「何でシビれてんのに・・・」

独り言がブツブツと言っているのを察し・・・

大曲「オイ絶対真似すんなし 怪我すんぞ


お前はお前の仕事をしろし

キンタロー・・・ここまで良く我慢したな 
解禁だ!


「ええのん!?」  

とパッと喜ぶ金ちゃん


日本のサーブ・・・


「日本は中学生からサーブを?」
「ずいぶん小柄だな ビッグサーバーには見えないけど・・・」




大曲と欽ちゃんの、封印の約束・・・


☆・・・・・☆・・・・・☆



代表決定戦前夜・・


「ええ〜つ!?
”大車輪山嵐”も”山噴火サーブ”も
打ったらアカンの?」



「お前はダブルスを短期間で会得しなきゃなんねぇ
この代表決定戦では一撃必殺は封印しろし!
ダブルスのテニスのみで勝ち残るぞ・・・それが

お前とダブルスを組む条件だ!」



★・・・・・★・・・・・★



「超メガトンワンダーデラックス山噴火サーブ!!」


マルスのラケットを吹き飛ばす威力のサービスエース!

兼也「しゃああーーーっ!!ドンドン行ったれ金ちゃん!!」



マルス「思った以上ね あの子・・・」



三船「フッ・・・大曲よ・・・とんだババを引いちまったなぁ」


大曲「けどババにはババの使い方がある・・・
そーっすよね監督?」



ドイツのプロのダブルス相手に、デュークと仁王を起用した三船。
仁王を日本が出せる”ジョーカー”だと表現した。




三船「いずれあのガキは日本テニス界の伝説になる
アイツを目覚めさせねぇとお前達に勝機は無ぇぞ


盛り上がる会場・・・

しかし五月蠅ぇなぁ・・・おい竜二耳栓いるか?」
「あん?いらねし・・・」

必殺技の解禁を許可され、飛ばす金ちゃん
「やっぱこれやぁ!!」


(代表決定戦では俺たち中学生に徹底マークされてたけど)



金ちゃんの姿を見守る、白石、雪村・・・


柳「所見の人間に遠山金太郎の攻略は
まず不可能だ」



しかし、プレイスタイルそっくりに所作を真似るセダ・・!?


マルス「セダちゃんは所見の技にも
瞬時に対応できる特殊能力があるの・・・



「ア アイツ所見の『大車輪山嵐』を逆回転で打ち消すクロスカウンターを!?」


(マジかよ仮面の小僧・・・金太郎の精神を潰しに来やがった!?)

しかし金ちゃんに動揺なし!

すぐさまボールへ追いつく!


セダ(コ コイツ何なんダ・・・!?)



ゲーム日本 2-0!!


マルス「セダちゃんの所見技への対応、特殊能力を
あの子の野生の勘が上回ってる!?」




大曲「悪ぃな ウチの金太郎は規格外なんでな」
マルス「あら ウチのセダちゃんをタメると痛い目見るわよ」

表情は笑っているが。れぞれの相手の中学生の力には驚いている様子・・


「ああっ 金太郎は暴走族の連合本部に一人で殴り込んだんだとよ!!」
「何よ セダちゃんはマフィアを一夜で壊滅させたわよ!!

「金太郎は熱々のタコ焼きを一気に3箱の見込めるし!」
「セダちゃんなんてヘソでパエリアを作れるんだから!」


リョーガ「カッカッカッ 
保護者の自慢大会面白ぇ〜な♪」




「行けし金太郎っ!!」


「あいよ!!」


(フンあの野郎・・・ガラにも無く興奮しやがって)
「何だ大曲・・・ババ引いた割に嬉しそうじゃねぇか?」


「今の俺にとっちゃアイツは”宝箱”なんすよ」


「ようし一気に決めちまえ クソガキ共ぉぉ!!」



ゲーム&1セット
日本  6-0



ラルフ「彼がリョーマのライバルなんだね・・・」
キコ「まさかのドーナツかよ」
ドゥドゥ「凄いじゃん日本ペア!!」

ノア「跡部きんが初戦獲った事で日本にも勝機が見えてきたよ・・・兄さん」




2セット目開始と同時に、会場ごと、様子が変わる・・・



セダ「・・・アラメノマ    アラメノマ・・・」


マルス(セダ それは・・・!?)


忍足「あの時の集団催眠や!?」 

アラメノマ・・・


アラメノマ・・・


「まさかアラメノマの精神攻撃って」

アラメノ・・・
アラメノ・・・


「アイツの・・・仕・・・業・・・」


アラメノマ・・・

「アラメノマ・・・アラメノマ・・・」


心を閉ざせる忍足までもが
この催眠を振り切れず・・?




会場、全てが唱え続ける・・・・


アラメノマ・・・

「みんなどないしたん?」

アラメノマ・・・
アラメノマ・・・
アラメノマ・・・


アラメノ
アラメノ・・・

アラメノマ・・・





アラメノマ・・・

アラメノマ・・・
アラメノ
アラメノ・・・

アラメノマ・・・


アラメノマ・・・


「コシマエ?白石?鬼のオッチャン・・・?
みんなしっかりしーや!!」


困惑を隠せない金ちゃん・・・


アラメノマ・・・


アラメノマ・・・

アラメノ
アラメノ・・・



「あやつ」


アラメノマ・・・


「やはりあの時の少年」

☆・・・・★・・・☆




ゼウスが見た、少年の真実・・・





4年前 ワシがギリシャJr.強化合宿に参加した時異彩を放つ小学生がいた
その子は大人しい性格で友達も作らず誰とも喋る事もなく
練習以外は宿舎の裏庭でいつも1匹のリスと遊んでいた

でもひとたび試合になると所見の技でも
1秒後には対応攻略し上級生をも圧倒していった


しかし事件は起こった

その類まれな才能をやっかんだ上級生達が彼の唯一の友達だったリスを狩りと称し
ラケットで小石を打って面白半分に追い回した




そして  リスを殺した上級生全員を同じやり方で叩きのめした


「人間はどれくらい持つのかナ?」


「待てやりすぎじゃ!!」

「実験の邪魔をするナ!!」



止めに入るゼウス・・・


「その力は正しきテニスに使うのじゃ」


少年の面倒を見ようと思っていた矢先
彼は合宿追放を命じられ消息を絶った



☆・・・・★・・・☆

「確か”ハデス”という名じゃったようだが?
SEDAH(セダ)・・・か」



アラメノマ・・・

アラメノマ・・・

アラメノマ・・・

アラメノ
アラメノ・・・




「今はアイツとの試合に集中や!!」


マルス「アラメノマ・・・  ・・・アラメノマ」



アラメノマ


アラメノマ・・・



「仲間にもやっとるんか?」



ポイントを奪う!!  0-15!!

アラメノマ・・・



アラメノマ


セダ「不思議だ・・・
何でお前だけ効かないダ?」




アラメノマ・・・
アラメノ・・・

アラメノ・・・


アラメノマ・・・



「・・・まぁいい あのオジさんは駄目だロ?」



セダが大曲へ放つサーブ・・・も事なリターンエースを決める大曲!




「な 何で お前まで・・・集団催眠にかからなイ?」


「ああ・・・何も聴こえね〜し」


催眠が、溶ける・・・



「・・・ん?何があったんだ」

切原「ああっ!?日本ペアがあという間に2連勝に王手を掛けてんじゃん!?」



「"耳栓"役に立った様じゃな」





ゲーム日本  5-0!!





(二刀流も野生児もイレギュラー過ぎる!?
まさかダブルス2がこんな一方的な試合になるなんて・・・)



南次郎(そろそろだぜ マルスちゃん)

「sorry セダちゃん
後がなくなっちゃったわね・・・どうする?」


「絶体絶命だね・・・姉さン」


ロミフェルと同じような状態に・・・!?

不二「絶対絶命になればなる程強くなる・・・
彼も越前と同じだ!?
いやロミフェルくんの時もそう思ったんだけど



あの監督によってスペインチームも

全員越前のように育成されているのだとしたら?」




南次郎が無敵艦隊と称す
自らの選手たちに仕掛ける育成法(?)とは!


再来月へ続く!!