メダノレ「彼の進化に感化されたね」
ロミオ「悪いメダノレ 大事な初戦を・・・・・・」
メダノレ「構わんよ 人は努力する限り過ちを犯すもの・・・
監督 少し席を外します・・・」
南次郎「ぬあ〜っ何かまだ時差ボケが取れねーわ」
監督まさか二日酔いじゃ無いですよね!?」
南次郎「無い無い ナイナイシックスティーン!!」
しかし、マルスの奮闘は、敗戦もスペイン代表を団結させた・・・
(団体戦でのタブーはチームの士気が下がる敗戦だ
こいつら無敵艦隊
今の試合で全員戦闘態勢に入っちまったぜ!!)
円陣を組むスペイン代表の7人!
日本の先勝に盛り上がる観客席、しかしスペインもここからの声・・・
日本コール、スペインコールがそれぞれ響き渡る!
(テニスってええわ ワイも世界の頂点の舞台に・・・)
歓声響き渡る中、静かにコートに立つ金ちゃん
「くうう〜っ!!」
大曲「何ビビってんだ金太郎!?」
「武者震いや 大曲(ヘソマガリ)の兄ちゃん!!」
(ヘソマガリ・・・)
ラケットを掲げ心に誓う・・
(ほな行って来るで・・・おスギ婆ちゃん)
コート中央に集うD2で戦う4人・・・
金太郎がなにか気に障ったのか、性格上なのか呟くセダ・・・
「アイツを再起不能にするゾ・・・」
南次郎「おい待てコラ・・・青少年っ!?」
珍しく慌てた反応を返す南次郎・・・
マルス「後は任せて監督♪」
(マルスちゃん・・・
・・・頼りにしてるぜぇ)
第2試合D2
日本代表 大曲竜二&遠山金太郎!!
スペイン代表 マルス・デ・コロン&セダ!!
(監督はああ言ってたけど・・・面白いのよね・・・この子)
セダ「姉さン・・・フードと長ズボンはいいノ?」
マルス「もういいわ・・・それよりセダちゃん」
セダ「わかってるヨ・・・姉さんのいう事は聞くからサ」
サービスはスペイン、マルスのサーブからスタート!
「さぁ・・・行くわよ」
「狙い撃ち(ディロテーオ)!!」
「止まって見えるでぇーーーっ!!」
難なくサーブに追いつく金ちゃん!
「あら 凄い子・・・
でも5秒間は痺れるから御用人♪」
打ち終わった後・・・
(右腕が動かれへん!?)
セダ「・・・姉さんいいサーブだネ」
「15-0!!」
「Bang☆」
(あれが・・・美しき狙撃手
マルス・デ・コロン)
直ぐに金ちゃんの腕の状態は回復する・・・・
大曲「とんでもねぇサーブだな・・・あれが『狙撃』・・・か?」
「気ぃつけや・・・大曲の兄ちゃん」
その美しさゆえに、マルスへの大歓声が降り注ぐ・・
切原「アイツ・・・男っスよね!?
ウチの姉ちゃんより美人じゃん」
白石「クロスドレッサーやで切原クン」
乾「マルス・デ・コロン―ーー
まるで狙撃手の様に正確無比なサーブで
ラケット面に存在する『麻痺の隙間』
と呼ばれる腕に負担が掛かる点をミクロン単位で狙い撃ち
打ち返した腕は暫く痺れてラリーはおろかラケットさえ触れない状態に陥る」
「ワイルドなお兄さんにも行くわよ・・・」
「狙い撃ち(ディロテーオ)!!」
サーブを返す大曲・・・
「ちっ!?」
(グッ・・・マジで痺れて動かねーし!!)
「悪ぃが俺には効かねーんだわ」
マルス「二刀流だからサーブで片方麻痺してももう一方が使えるって事かしら?」
即座に気づく大曲!
(コイツ・・・ストロークまでも狙撃かよ!?)
考えの通り、リターンした後も返した腕が痺れが走る・・
リターンの間、痺れが戻る逆の手で返球しラリーを続ける・・・
平等院「そうだ大曲・・・
お前のテニス 見せてやれ」
フリオ「マルスとこんなにラリー続ける奴久々に見たぜ」
リョーガ「カッカッカッ お見事!」
マルスと大曲の打ち合いに割って入るセダ!
「・・お前 目障りダ」
大曲へ近距離からショット!!
・・・直撃・・・か。。
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「えっ・・・高校生たちがアームレスリング大会?」
丸井「やっぱお頭と鬼さん そしてデューク先輩が優勝候補だろい」
越智VS平等院
「序盤、越智がリーチを活かし平等院を追い込んだーっ!?」
毛利「行けるね月光さんっ!!」
「生半可な強さは・・・俺を強くするだけだぞ越智月光」
お頭が不死鳥の様に蘇ったぁーっ!!決勝進出だ!!
別のブロック決勝、デュークと大曲・・・
鬼を破って準決勝に進めた大曲・・
いよいよ始まった中・・・
均衡したまま、互いの腕は倒れぬまま動かぬまま・・・
パワーが桁違いのデュークをついに決着!
大曲が決勝進出!!
入江「凄い あのデュークを倒しちゃったよ!?」
種ケ島(支点・力点・作用点の使い方が上手いなぁ・・・
せやけど竜次の粘り強さと忍耐力には
Genius10と言えど誰も敵わへんわ!)
高校生腕相撲対決決勝は
平等院鳳凰VS大曲竜二!!
平等院「力の使い方が巧いな!褒めてはいない!」
「あっそ ”ド根性”だけよ」
(コイツ・・・まさか!?)
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15-15!
セダからのショットも真っすぐに返球!
平等院(奴は言ってやがった 自分の代表No.は実力では無いと
種ヶ島とのダブルスによって引き上げられた偽りのNo.6だと
だから仲間に申し訳ねぇからNo.6の代表バッジはいつも逆に向けていたんだとよ
だが・・・なりふり構わず "ド根性" のスイッチが入った時
奴は無意識でバッジを逆に戻す!!
腕が麻痺しようが折れようが構わず挑んでくる
それが大曲竜二という漢だ!!)
独自の二刀流と、実力、ド根性で日本代表を背負う男の真骨頂はここから!
次号へ続く!