祝!2023年の跡部さんのバースデー!
センターカラーにアトラッシュと共に一室に座る跡部さんの1枚絵!
格好良すぎます。。
遂に迎えるマッチポイント・・・
対戦相手が進化することをも画策したうえで・・試合を運んでいたロミフェル
(ロミオ・フェルナンデス・・・
あえて俺を進化させた目的は
自らを絶体絶命な状況に置く事で
眠れる力を極限まで
引き出す為か
その余裕が命取りだったな・・・)
コートに舞い散る・・・雪・・・
不二「気のせいかな・・・ボクには雪が見えるよ」
(これが恐らく俺が見た
『氷の世界』の未来の進化
『絶対零度の世界』(アブソリュート・ゼロ)!!)
激しい打球がロミフェルのコートへ向かう・・
疲労とマッチポイントを取られているという極限の状態の中で・・・
★・・・・・★・・・・・★
少年の頃の、ロミフェル・・・
(子供の頃ボクは
パパの部屋で流れてた昔のテニスの試合に釘付けになった
パパは当時世界No.1の選手のスポンサーをやってたから
彼にもパーティーや自宅で可愛がって貰ってたし憧れの存在だった
でもボクが衝撃を受けたのは
王者ではなく相手の無名選手だった
試合は王者がレベルの差を見せて無名選手をマッチポイントまで追い詰めた
その会場にいた誰もが王者の勝ちを疑わなかった
しかし絶体絶命になってからの・・・
その無名選手は強かった
後日ボクは
脳内ホルモンなどの分泌によって
人は極限まで力を発揮出来ると知り
生物学・物理学・心理学など
人体の能力を向上させる為の様々な勉強をし続けた
体内物質の分泌量を自ら最大限に調整する為
そう・・・あの時の無名選手のように
その無名選手が・・・
ゲームセットウォンバイ
『越前南次郎』!!
★・・・・・★・・・・・★
(脳内ホルモン・・・充填120%!!)
遂に覚醒の時を迎えるロミフェル!!
南次郎(来たか・・・)
所見の『絶対零度の世界』を確実にとらえる!!
「これで終わりだ ケイゴ!!」
しかし、返球されることすら準備をしていた跡部!
サービスダッシュでネットへ詰める・・
(このリターンを読んでいたのか・・・!?)
未来で見た進化をも囮に使った跡部・・・
しかし跡部は足が止まり返球できない・・・
40-15!
真田「珍しいな 跡部(ヤツ)が足をもつらせ転倒するとは」
柳「弦一郎の言う通り
持久戦を得意とする跡部が脚に来るにはまだ・・・」
「左膝のトラブルかいケイゴ?」
「あ〜ん?滑っただけだ 次仕留めてやるぜ!」
次のプレーも問題なく動いているように見えて・・・
(今度は手首かよ・・・)
40-30!!
入江「やっぱりそうだ
”未来の自分の力”
を前借したツケが来てるんだ・・・」
徳川「未来の自分と同じプレーが出来ても・・・」
鬼「それを続ける筋力や骨格はまだ出来ちゃいねぇ」
痛みは背中にも走る・・・
デュース!!
「さぁ追いついたよ」
(覚醒したロミフェル相手に今までのプレーは通用しねぇ
ここは持久戦は避け攻め切らねぇと
負けるのは俺の方だ!!)
真田「跡部の奴強引すぎる?」
(焦ったな・・・ケイゴ)
ショットの強引さにミスを確信するも・・
アドバンテージ 日本!!
コーナーギリギリに決まる!!
不二「リスクを負ってもポイントを決めに行ったんだね・・・」
盛り上がる日本ベンチ、そして氷帝メンバー・・・
しかし・・・
自分を追い詰めることでの覚醒は完了、
対戦相手はトラブルを抱えているため焦って勝負を決めに来ている・・
そこへ・・・
「リーセット♪」
追い詰めた相手が、体力十分の状態に戻っている・・
メダノレ(つくづくフェルナンデスは相手の心理を上手く突く
さぁ然るべき時だ!!
彼の得意な持久戦をたっぷりして差し上げなさい
フェルナンデス!!)
互いにポイントを離さず、デュースとアドバンテージを続けるシーソーゲーム!
俺様の美技に酔いな・・・・
(次のページのこの見開きページ
皆様の目で、この演出、見てください!!)
あと一球が遠い・・・
・・・何だ?これは・・・
俺は今誰と戦って・・・
リョーマ(ねぇ跡部さん 負けてもいいやって思ってないよね?)
「勝つんでしょ 今日も」
(今日・・・も・・・
越前リョーマ何を言ってやがる)
疲労の中で目に映った・・・
(あの時俺が見た
3年後の未来は
奴が率いるドイツと
日本で再戦)
再びグッとラケットを握る手に力が入る
(バラ色の未来じゃねーの!!)
左足の痛みが走る中ドロップショットへも対応する・・・
「ロミオッ フェルナンデスーッ!!」
ボールへ追いつく跡部!しかしラケットを握る力すら抜け始める
(握力も限界・・・か!?)
(くそう・・・ここまで追い詰めて!!)
叫ぶリョーマ!!!
「まだだぁぁーーーーーーっ!!」
(だよな越前リョーマ!!)
「おおおおおおおぉぉぉっ!!」
渾身の返球はネットへ直撃して相手のコートへ届かない・・!?
ポイントが決まったと確信するロミフェルへ・・
「なぁロミフェル・・・
俺様の美技に・・・酔いな!」
ボールはシュルシュルとネットを上りコートの向こう側へ落ちる・・・
ゲームセットウォンバイ日本!!
歓喜の日本ベンチ・・・
平等院「やりやがったな 跡部景吾」
ロミオ「日本にもいるじゃん 最強中学生」
跡部「・・・スペインにもな」
ネットを挟んで検討を讃えあう両者・・
Q.P「アトベって子・・・エキシビジョンから随分変わったね?」
手塚「彼は自ら掴み取りました
俺が届かなかった・・・
あと1球の”その先を”ーーーーー」
かつて試合を見守る相手を追い詰めて、あと1球に届かなった試合がある。
それが自らに重なって・・・
ロミオ「あーあ来年からの留学先・・・
英国じゃなくて日本にすりゃ良かったかな?」
(英国か・・・)
覚悟を持って母親へ断言をした。留学はしない・・・と・・
おい跡部ー!
声がする先には見慣れたチームメイト・・
宍戸「行って来いよ英国!!」
芥川「テニスならどこでも出来るC〜っ!」
向日「海外に飛んでみそ!!」
滝「テニスと跡部家・・・お母様との約束果たして来なよ」
(お前ら・・・)
忍足「欧州でも王国 築いて来いや・・・」
仲間の声で、さらなる覚悟か固まった・・・
「奇遇だなロミフェル・・・俺も来年は英国だ」
「最高じゃん!」
遂にU-17決勝戦、第1戦に終幕!
きっとこのままでは南次郎率いるスペインは終わらない・・・
白熱する決勝戦はまだまだ続く!!