不二「僕は同じ相手に二度負けない・・」
リョーマ「まだ俺・・・不二先輩に勝った事ないっスけど?」
『光風』でリョーマより数段早くプレイする不二
乾「こんなにもあっさり・・・天衣無縫を攻略するとは」
「ほ・・ほら
やっぱ不二来ただろ!?」
コートを挟んで強さを知る切原は不二の強さに高揚する
乾「通常は相手の動きや球の行方を頭の中でシュミレートし次の行動に入るが
やはり不二のテニスセンスはずば抜けている
不二の『光風』はその過程を省き視覚からダイレクトに行動へ移っている」
ただスリルを楽しむために技術を磨いてきた不二が、
手塚国光に勝ちたいと心から思うようになり始めた時から重ねた努力、
勝ちたいと思った努力の数を
不二自身が、手塚国光を比べていたのだ・・・
(でもそれは違った
誰かと比べる必要なんてないんだ
ボクの3つ目の願い
これが神様からの贈り物なら・・・
テニスという贈り物(ギフト)を
ボクはもう手放さない!!
ゲーム不二 5-3!!
☆・・・・・☆・・・・・☆・・・・・☆・・・・・☆
ダブルスで、白石と金ちゃんが戦っている!
四天宝寺のメンバーは試合に駆け付けた・・・
金ちゃんを知り尽くす部長、白石は『星の聖書』で
天衣無縫とはいえ、まだダブルスとしては”アナ”のある金ちゃんの弱点を突き続ける。
金ちゃんを止める事を同じ学校である白石に託し、
その相棒である大曲の動きに牽制をし続ける種ヶ島・・・。
種ヶ島「隆二・・・堪忍な どーしても決勝戦で奴の晴れ姿拝みとうてな」
大曲「随分後輩想いなこった」
大曲(爆発的にダブルスの能力がアップし始めた金太郎を脅威とみなし
アイツの弱点を全把握している同じ学校の部長の白石に執拗に攻めさせるとはよ
やっぱオメェとは敵になるもんじゃねーな 日本代表No.2
負けない男 種ヶ島隆二 )
「戴き☆」
ショットを決める種ヶ島・・・!!
!・・・!・・・!・・・!・・・!
30-0!!
40-0!!
柳「越智先輩のマッハは相変わらず盤石」
マスクマンH「お前のマッハは確かに早い
・・・だが 慣れれば直線軌道
ブロックリターンで返球可能だ!!
コースを読む嗅覚とテイクバック無しで振り抜ける強靭な力があればな
そしてそれはお前の敗北を意味する!!」
マッハを返球するマスクマンH!!
リターンに出ていた毛利!
ゲーム越智・毛利 3-2!!
マスクマンJ(毛利・・・!?)
マスクマンH(狙っていやがった!)
毛利「なんで月光さんがダブルスなんか
分かぁへんのかいな?」
#・・・・#・・・・・#・・・・#・・・・#
目が離せぬ試合・・・
「これがお頭に代わってシングルス1を務めエル日本代表トップの座を賭けた戦い」
徳川(これが『破壊王』と呼ばれた元フランス代表エースデューク渡邊・・・
凄まじい覚悟を感じる だか俺は
受けて立つ!!)
阿修羅の神道でプレイする徳川・・
真田「徳川先輩もついに別次元のテニスを」
幸村「・・・いや デューク先輩もだ・・・」
徳川同様、デュークもまた眠れる力を開放する!
「お お兄ちゃん・・・」
駆け付けた妹、クロエも言葉を失う・・
吹き飛ばされて倒れる徳川・・・
君島「あの徳川が負けるなんて・・・
こんなデューク先輩初めてだ!!」
傷だらけになりながら、静かに立ち上がる・・・徳川
「その・・・強さがありながら・・・
何故ずっとあなたは平等院と戦わない?」
平等院を倒すために力を付けて来た徳川にとって、
その力を見せつけられて抱く感情としては当然・・・
「お頭の男気に惚れましてな」
デュークの素直な気持ち・・・これもデューク本人にとっては当然の答え
(今こそ彼のお役に立つ時
封印せし『破壊の魔神』開放いたしますぞ!!)
徳川のサーブ・・阿修羅の神童をまといサーブを・・・放てない・・・!?
リターンエースを決める魔神・・・
幸村「『破壊の魔神』に阿修羅は破壊されてしまったんだ・・・」
これが『破壊王』の異名をとる、デュークの更なる本気なのか・・・?
サービスゲームをブレークするデューク
(『破壊の魔神』での奇襲が勝敗を分けましたなぁ)
「まだだ・・・お・・俺は鬼さんと入江さんに約束している
か・・・必ず日本代表のトップに立ち・・・日本を世界の頂点に導くと!!」
(徳川カズヤ・・・何という執念 もう阿修羅は破壊されたと言うのに・・・
ならば――――)
「その執念をも破壊するしかありませんなぁ!!」
デュークの体を覆うブラックホール!?!?
もろともせずブラックホールを振り切りサーブを放つデュークだが、
バランスを崩されサーブがコート外へ・・・
一直線にボールは妹、クロエに・・・
(いかん!!)
顔を覆うクロエ・・・
「外し過ぎですよ・・・先輩!!」
(アナタはまだ勝敗より『義』を・・・)
「言ったハズです 何があっても俺の信念は揺らがない!!)
「『儀』で世界を獲れる事を
あの人達に証明するまでは!!」
氷・・・・・・氷・・・・・・氷・・・・・・氷
入江「僕の体力が尽きるまで・・・
そうやって得意の持久戦で粘るつもり?
君の思惑は全てお見通しだって言ったよね もう終わらせるよ」
「終わらせねぇ 未来永劫な!!」
#・・・・・#・・・・・#・・・・・#・・・・・#
ゲームセット ウォンバイ・・・
7-5 徳川カズヤ
デューク「妹を救ってくれてありがとう」
徳川「べ 別に・・・
デューク先輩・・・まずは服を着て貰えませんか?」
(徳川くん アナタなら・・・
『儀』で世界を獲れるかもしれませんなぁ)
U-17 W杯の決勝戦 S1、
日本のトップとして出場するのは徳川カズヤに決定!
次号へ続く!!