デューク「そうでしたか メダノレの怪我に徳川くんが・・・!?
しかし世話好きですなぁお頭も・・・」
平等院「バカ言えデューク・・・
全ては日本代表の為俺に代わって勝って貰わなければ困る!
奴はこの1年で強くなった
俺を倒すという目標を掲げてきただけの事がある
だは『義』に拘る優しさは時として致命的弱点になる
プロとの戦いでは必ずそこを突かれ敗北するだろう」
デューク「それでワタシに最後の壁になれと?」
平等院「・・・・・・」
デューク「お頭と言えど聞けぬ頼みですなぁ
ワタシも学生最後の世界大会の大一番
妹のクロエにも決勝は必ず来るように伝えました
徳川くんにも負ける訳には行きません!」
平等院「フッ・・・それでいい『破壊王』
お前に負けるようなら 奴もそれまでの男だ!!」
☆・・・・・・☆・・・・・・☆
齊藤「D2は大曲&遠山ペアが勝ち上がり
これで各ブロックこの試合に勝った方が決勝戦のメンバーですね
しかしD2以外の4組は待ちくたびれたようですよ
開始時間を揃えたのは何か理由が?」
三船「・・・これが最後のチャンスじゃ!」
☆・・・・・・☆・・・・・・☆
(・・・・・・・・・)
”代表バッジ No.11”
訝し気に見つめた後静かに対戦相手が待つコートに立つ・・
「さぁ やろうか跡部くん
キミの進化はホント加速が止まらない様だね♪」
跡部「試してみるか?」
「ひえぇ〜っ もし負けたら・・・跪いて崇め奉られそう!!」
「・・・ちっ」
(てめぇの演技に隠された本当の実力
丸裸にしてやるぜ)
☆・・・・・・☆・・・・・・☆
毛利「お頭と鬼さんやね・・・アレって」
目つき鋭く越智が二人を睨む・・
マスクマン「マッハ1本では
日本代表Sの座を獲れなかったお前が
ダブルスで何を見つけたか・・・
俺達に見せてみろ越智よ!」
☆・・・・・・☆・・・・・・☆
種ヶ島「狙い通り俺達がD2を勝ち上がった訳や
竜次と本気で試合って・・・2年前合宿で会うてすぐやったな」
大曲「勘弁しろし・・・あん時は崖の上送りにしてくれてあんがとよ」
「金ちゃんダブルスどうや?大曲先輩頼りになるやろ」
「コートに4人も入っていたら窮屈やん!!」
「金ちゃん しっかり覚えや ダブルス」
☆・・・・・・☆・・・・・・☆
「不二先輩・・・今度こそアンタに勝つっス」
「おいで越前・・・ボクに勝つのはまだ早いよ」
乾「どうみる?」
千石「越前」 乾「越前」 木手「越前」
切原「不二!
あの人はマジ不気味っすよ」
(相手が強ければ・・・その強さにまで上がって来る)
遂に始まるあの日の続き・・・
リョーマ 強烈なサーブ!
ロブで返球する不二・・・
スマッシュ・・・・
「羆落とし」を持っているもは百も承知、しかし今度は真っ向勝負で挑む・・・
返球は『葵吹雪』・・・・
越前「な〜んだ残念・・・
もう『三種の返し技』やってくれないんだ
スマッシュをスマッシュで返すなんて
神業流石っスね不二先輩
お互い・・・あん時のままじゃ無いって事っスね」
「行きますよ」
今度は、不二が攻める!
平等院から得た・・・力を集約する「光る打球」を放つ!
しかしその返球はネットを超えない・・・
『第5の返し技 百腕巨人の門番』
何級打っても「光る打球」は門番によってせき止められる・・・
しかし、白石との試合を見ながらリョーマも戦っていた・・
(白石さんのように不二先輩の回転を超える回転を越えなければ
何度やっても 『第5の返し技 百腕巨人の門番』の餌食だ!
ならばこっちも2乗の超回転」
「超(スーパー)ドライブB !!」
「おおおぉーっ越前が返した!?」
『百腕巨人の門番』を破ったその先に・・・
(さすが越前・・・キミのテニスセンスには脱帽するよ
でも残念 回転を掛けながらスーパースイートスポットで
打つことはできないよ)
しかし逆に鋭い回転が掛かっている打球だが不二には・・・
三種の返し球『つばめ返し』
ゲーム不二 1-0 !!
(やっぱこの人・・・テニスが巧い)
み 見ろっ 越前が・・・!!
(自分の持てる技 全てを駆使しての駆け引き
やはりキミとの試合は面白いや
そして)
不二「待っていたよ・・・『天衣無縫の極み』」
ボクは同じ相手(天衣無縫の極み)に二度負けない」
☆・・・・・・☆・・・・・・☆
幸村「徳川さん 真田さんとった買ってた時と全然違うね・・・」
真田「皮肉か幸村!確かに先輩は俺の『トリプルクラッチ』の完成を待ち
その上で俺を倒したのだ!」
幸村「本当に化物だねここのトップの人達は」
ネットに誘い出された徳川に容赦なくデュークホームランが襲う!
しかし、吹き飛ばされた徳川の身体がぴたりと止まる・・・
吹き飛ばされることを想定し、その場所にブラックホールを作り出す・・
ホームランを打ち返し、デュークの構えを鋭く射貫く・・・
『デュークバント』ですか その手は食わな・・・
デューク『デュークバスター』
激しい打球が一直線に徳川の頬を切るように出血する・・・
ゲーム 3-3 デューク渡邊!
「今のは・・・焦りましたなぁ」
「本気で俺を潰す気ですね・・・
望むところです デューク先輩」
☆・・・・・・☆・・・・・・☆
「・・・嘘や 強すぎやろ 前回の対戦とはまるで別人や」
ゲーム入江 5-0!!
はっきりと言い放つ。
演技ではなく、本気の、入江奏多
「フン・・・つまらない!
キミに期待したボクが馬鹿だったよ
キミの進化に興味があって付き合って来たけど
君には失望した・・・
もう終わりにしよう」
息を切らし、汗が噴き出る跡部・・・
「・・・・あ〜ん?
誰に何を言ってやがる・・・
俺様は跡部景吾だ!!」
白熱するスペイン戦代表決定戦!
次号へ続く!!