千石がリョーマにと味対する・・・
ドライブBに対し、『龍砲』なる新技でダイレクトに反応するもアウトになる。
1セットだけでもラケットを交えただけで千石が確信したこと・・・
(へぇ・・・これが越前リョーマかい
亜久津も大嫌いだったテニスに魅せられる訳だ♪)
ゲームセットウォンバイ・・・越前リョーマ 6-1 !!
※・・・・・・※・・・・・・※
そしてS3・・・
(跡部・・・お前の存在が) (忍足・・・テメェの存在が)
(俺のテニス人生の起点だ―ーーー)
ゲームセットウォンバイ 跡部景吾 6-3!!
「おい忍足・・・S3を選んだ事 後悔してねぇか?」
「しゃーないやん 紙見てもうたんやから・・」
「代表の座勝ち取って来いや」
※・・・・・・※・・・・・・※
D1 高校生同士の対決・・・
毛利「月光さん頼んます!!」
君島「一つ・・・湖面を飛び立つ白鳥のように
「月光さん任せて・・・」
しかしコースを読まれて動かれていることに勘付く毛利
コースを変えて打つも・・・
待ち構えていた遠野は越智へ向かい『セメント靴』を打ち込む
・・
「その長いおみ足 邪魔なんじゃないかぁ越智い!!」
「遠野先輩 あない事あってんけど全然改心しとらんわぁ」
※・・・・・・※・・・・・・※
その裏で・・・決定戦前日・・
決定戦の提出エントリー締め切り後・・・
「おーい君島!!1回位俺と交渉してみねーか?」
「どう言う風の吹き回しですか遠野クン・・・?」
「木手にフラれたんだってなぁ!!」
「しかもアイツ性懲りもなくあのガムと組みやがった!!
大曲からのも断ったらしいぜ たいした度胸だぜ!!」
「彼には彼なりの考え方があるんでしょう 仕方ありま・・・」
「お前が俺と組んで決定戦に出られるよう
監督に話をつけて来てやったぜ!!」
(彼の為にもこの試合絶対に負けられません)
※・・・・・・※・・・・・・※
柳「精市はやはりシングルス・・・か?」
切原「幸村部長も柳さんも俺と同じS2にエントリーして下さいよぉ〜!!
そうすりゃスペイン戦の前に立海の3人の化物のうち
2人を倒せるんすから!!」
無言でにらむ二人・・・
「じょ 冗談っすよ・・・」
「正直シングルスで一昨日のドイツ戦程の集中力を
次の試合にぶつけられるか分からないんだ
――かと言ってダブルスを組むにしても徳川先輩はS1狙いだろうし」
「なら俺とダブルスで出ないか?
手塚戦で取ったお前のデータ早速試してみたくてな
ただし中学生同士のペアが高校生に勝てる確率は極めて低いが・・・」
「柳とダブルスか それもいいな
赤也に勝ってもしょうが無いし・・・」
そんな二人がエントリーしたのはD2・・・
幸村精市&柳蓮二
その対戦相手は・・・
「さぁやろうか・・・遠山金太郎くん」
ダブルス2 第2試合
幸村・柳ペア VS 大曲・遠山ペア!!
見守る白石・・・(金ちゃん よう決断したな・・・)
※・・・・・・※・・・・・・※
「よっしゃ〜〜っ!!
シングルス2に出てコシマエとの決着つけたるで!!」
「待ちや金ちゃん
越前クンと戦いたいのも分かるけど
金ちゃんは越前クンと決勝のメンバーに残って
日本代表が世界一のなる為にダブルスで出て欲しい」
やはり反発する金ちゃんだが、冷静にいい聞かせる白石
「今自分らが倒す相手は青学やないで金ちゃん
・・・スペインや
今は越前クンと一緒に戦うんや」
そして俺とどちらかが世界の舞台の決勝へ上がり
四天宝寺テニス部の名を轟かせるで!!
あれ?
アカンわ・・・
越前クンはダブルス下手やって聞いたなぁ
越前君が出来ひんのやったら金ちゃんも出来へんやろなぁ・・・ダブルス」
丸井「まさかあのキンタローが・・・驚きのろきだろい!?」
木手「あれだけ子供みたいに越前くんと
シングルスで戦いたがっていたんですがね
※・・・・・・※・・・・・・※
白石「大曲先輩 お願いがあるんですけどーー
Shall we negotiatte ?」
大曲「あ"あ"?君島の影響受けてんじゃねーよ!
何か断り辛ぇーな・・・まさかアレじゃねーよな?」
「はいアレですわ 金ちゃんと」
遠山「やったるわ ダブルス!!」
※・・・・・・※・・・・・・※
S1第2試合・・・
(仁王雅治使えんぜよ こんなにも
そうじゃき ワシは生まれ変わる!!
仲間にイリュージョンして技やテニススタイルだけでなく
精神もイリュージョンした事で
奴らの努力や挫折をも感じ頭ん中イカれそうじゃき
――だからワシも 一度でいいからそんな経験をしてみたくなってのう・・・)
ゲームセットウォンバイ デューク渡邊 6-0!!
倒れこむ仁王・・・
「ドイツ戦の疲労がまだ相当残ってましたか」
徳川「デューク先輩・・・医務室に連れてい行きます」
「それにしても
――いい顔してますなぁ」
疲れて立ち上がれない仁王は充実感を含めた笑顔だった・・・
※・・・・・・※・・・・・・※
高校生同士の対決 6-6のタイブレークへ!
「向こうの流れ止めれぇへんとマズイですわ・・・」
「『君島抒情詩』(きみじまリリック)に惑わされず
自分の感性を信じるべきだ 毛利」
毛利の落ち着きを取り戻させる越智
冷静になった毛利は自分のテニスを再び信じ、眠る・・・
遠野「チッ・・・ついに『睡眠テニス』を俺らにも・・・
君島「そう 本気で来て貰わなきゃ困ります」
※・・・・・・※・・・・・・※
監督に、代表決定戦に出場できるように頼んだ遠野。
しかし・・・
君島「勝っても決勝に出られない?」
遠野「決勝トーナメントの選手登録はもう締め切ってからな・・・
けど監督が言うように
今少しでも強い奴と戦う事が
チームを強くするなら・・・
俺は日本代表のNo.8として
黙って見てる訳にはいかねーんだよ」
「はぁ・・・遠野くん
あなた・・・交渉というものが全く解っていませんね」
「あ?」
「互いにメリットがあるから交渉は成立するんです
あなたと組めば私まで決勝戦に出られないという事
私に何のメリットが・・・」
「出るのか? 出ねぇのか?」
遠野の日本代表へ向ける熱意を受け、代表を外れた遠野はまず、
出場するために、一時的にも代表決定戦の枠に入らなければいけない・・
事情を説明し、出場枠を譲ってもらうため高校生に話をすると・・・
感動し、涙を流し伊達男児が
遠野へ出場枠を譲ることを快諾し今に至る・・・
そして二人は勝ち進んでも代表として試合には出られない試合に挑んでいる。
ただ、仲間のさらなる成長のために力を尽くす遠野、
その熱意を受て試合に出たた君島・・・
自分たちより代表番号が下位の毛利と越智と向かい合っている・・
ゲームセットウォンバイ・・・
越智&毛利ペア 7-6!!
大石(越智先輩たちがNo上位の君島さん達を―――)
遠野「元No.4だった越智の眠れる闘志を叩き起こしてやったぜ!」
「役目を果たしましたか?」
「いいえ・・・
彼はこの時を息を潜め待っていたんですよ
相棒の成長を!!」
シングルスは、それぞれ決勝戦を迎える・・・
S1 は 徳川カズヤ VS デューク渡邊
S3 は 入江奏多 VS 跡部景吾
そしてS2は・・・・
「・・・まさかキミと再び戦えるなんて夢にも思わなかったよ」
「・・・・そーっスね」
「さぁ 時を進めようか越前」
「今回はきっちりつけますよ不二先輩
あの雨の日の決着を」
越前リョーマ VS 不二周助
青学でレギュラーを懸けた紅白戦以来、
雨で止まった二人の戦いが再び開戦
・・・次号へ続く・・!!