命を懸ける・・・


アマデウスが気付く・・・体感した異変・・・


それは・・・

「アクツジンのそれとも違う!?」


”無没識”と道を分かつもう一つの道・・・!?


ボルグ
 (何だ今のは!? 一瞬で無数の攻撃法の選択肢を奴は同時に・・・!?

アマデウスが日本の中学生からゲームを奪われた


あれが『無没識』か!?)



平等院「諸行無常と知れ・・・」



動じないボルグ・・・
いくつもの攻撃パターンを全て打ち返す

・・・シンプルに出した答えはそれだった。



しかしその返球すら・・

平等院「問答無用!!」


ガットを突き破りセットをもぎ取る!!


ゲーム日本 7-6!!


現役プロ相手に・・・勝負は最終セットに!!



ベンチに戻り、バランスを崩す平等院を支えるデューク・・


平等院「どうだデューク・・・後悔は無ぇか?」


デューク「ええ全く」


ベンチへ倒れるように腰掛ける・・・


鬼「お おいっ 大丈夫なのか平等院っ!?

とっくに限界超えてんじゃ・・」



平等院「火のついた魂(ハート)は止められねーんだろ?



☆・・・・・・・★・・・・・・・☆


『阿修羅の神道』の扉を開き、次に来るもののために扉を開き。

己を信じた横道に語を進めた。。。


「ホホホ・・・」


「し 師匠・・・」


「『阿修羅の神道』に入るだけの〜ぉ
精神力は〜っ身につけた様じゃな
し〜かしぃ こちらの道を選ぶとは・・・大馬鹿者よのう 平等院」

「お師匠様 この道は一体・・・?」



「滅びよ・・・そして甦れ・・・

甦った者だけがこの先「阿羅耶識」にたどり着ける
だが『阿修羅の神道』と違い無傷では済まん
蘇る事の出来なかった者は・・・」



「滅びよ・・・か 上等だ!!」


聞き終わる前に、暗い底へ迷いなく飛び降りていった・・・


☆・・・・・・・★・・・・・・・☆



「おい徳川ぁ!
そして
越前リョーマ!!
・・・いるなら俺の前に来い!」



満身創痍で戦う中で伝える次代へのメッセージ・・・


「・・・・・・・滅びたとて
蘇る事の出来ない奴は所詮そこまでだ

日本を任せたぞ!!」


静まり返る会場・・・

気迫が溢れ出る両者・・・


「幾度とやられても 無意識化で潜在意識が様々な無限の攻撃パターンを導き
最終的に絶対攻略へと結びつける


これが 『無没識』 の終着点 『阿羅耶識』か



三船「さっき奴を『阿修羅の神道』に入り精神を自在に操れるよう命じたと言ったが
奴は門は開けたが暗い横道を見つけ
その奥で『無没識』を会得し帰ってきおった

あの亜久津と言うガキがその片鱗を見せていたアレじゃ


まさに命を削る馬鹿者が日本を率いていたとはな!


そん時『阿修羅の神道』の門は強さに悩んだ後輩が来る事を信じ
岩を置いて開けっ放しにして来たらしい


徳川・・・キサマが『阿修羅の神道』に辿り着いた時
門は開いていたと言ったな  そう言う事だ


だから平等院は敢えて・・・
お前の精神が壊れる程の壁となったんじゃ!!



激しい打ち合い・・・・

しかしここで・・・・許斐先生が作る世界観!!

楽曲に乗せて進む試合!


手塚VS幸村の時のように・・・


楽曲名 「Death Parade 〜どちらかを選べ!!〜」
作詞  許斐剛  作曲 ササキオサム


平等院が挑む覚悟、思い溢れる歌詞が並びます・・
是非、歌詞の内容。本誌をチェックです!!

そしていつか楽曲となりますように!!


無表情で冷静を貫いていたボルグが額に汗をかき、笑みを浮かべる

それは、ケン・レンドール監督も表情の変化に驚く!



「こんな選手がこのテニス界にいたとはな

こんな戦い方 プロには到底出来ないな」




★・・・・・・・★・・・・・・・★


数日前・・

ビスマルク「ボルグがダブルスの練習?・・・気分転換だろ?」


Q.P「もう2週間になる・・・ボルグは無駄な事はしないよ」



ベルティ、ダンクマールと相対するはボルグのパートナーは手塚国光!


ベルティ「しつこいですねこの二人・・・」
ダンクマール「ダブルスなら俺らの方が何枚も上手だぜ!」


「クニミツ!!来るぞ能力共鳴!
細部まで観察しろ 何一つ見落とすな!!」


「『手塚ゾーン』でもそれは攻略不可能・・・」


結果、この練習試合はベルティとダンクマールの勝利に終わる・・・が・・



「ボルグ・・・クニミツはさっきの気づいてなかったよね?」


★・・・・・・・★・・・・・・・★


ボルグも・・・静かに・・・



手塚ゾーンを打ち始めるボルグ・・・

手塚も目を瞠る・・・が、

Q.P「いや・・・・違う!これは・・・
『ゾーン』と『渦巻きの洗礼』・・・クニミツの能力までも吸収し・・・」



ボルグは一人で『能力共鳴』を起こしている!!


ボルグ・・・捜していたのはこれだったんだね」

回転を自在に操る手塚ゾーンと、
返球すら困難な渦巻きの洗礼の複合回転、
個人同士ではなく、技の『能力共鳴』・・・!



それでも、立ち向かう・・・


(野郎共・・・今日までよくこの俺について来てくれた

フッ 褒めてはいない 選別にこの命くれてやる!!だからーーーーーーーー

日本の旗を頂点に必ず掲げろ!!)


ボールをとらえるも、ゾーンと渦巻きの強烈な縦回転がコート上空へ平等院を巻き上げる

静かに鮮血を流し落下する平等院



(全てを奪わなくてはこちらが殺られていた
今までプロになってリスクを負ってまで興奮し熱くなれる試合は皆無だった
アマチュアにテニス本来の楽しさを教えられるとはな)



「約束しろビョードーイン・・・
必ずプロに上がってきたまえ」



「勝利の哲学者」が開いた新たな力。手応えもあった・・。


決死の力を振り絞り、ラケットを振りかざす平等院・・

ボールの行方は・・・


次号へ続く!!