天地よ
鳴動せよ
歴史が変わる
睨みを聞かせる平等院、
そして、顔色一つ変えずに平等院と相対するボルグ
格好良い扉絵!!
プランス「フン・・・日本め やるじゃないか
まさか9連敗中のドイツ相手に2勝2敗とはな」
ゼウス「面白くなってきたのぅ」
ジャン「見ろ 会場に各国の選手や関係者がどんどん集まり始めた様だ」
アマデウス「このU-17W杯世界最強の現役プロ選手の試合を観る為に」
レンドール「まさか・・・君の力を本当に借りる事になるとはね
日本代表は素晴らしいチーム・・・頼んだよ」
三船「お〜い ビビってんじゃねーぞ平等院!!」
平等院「今夜は最高の晩酌させてやっから黙ってなヘボ監督」
サーブは平等院から!
「滅びよ・・・」
サーブから「光る打球」を打ち込む!!
激しい打ち合いが始まる!
試合開始から土煙を上げるコート。
「キサマの涼しい顔も見飽きたわ!!」
「一昨年辺りから世界のテニスを荒し回っている
海賊の様な東洋人がいると噂には聞いていた」
土煙は次第に渦を巻く・・・
平等院(来る!!)
「目的は果たせたかね?」
幸村、徳川とのプレW杯でも見せたあの技が・・・
『渦巻の洗礼』
もろともせず、返球をする平等院!
幸村「手首を持っていかれないっ!?」
徳川「バケモンか・・・なんて握力だ」
鬼「マジか・・・俺や徳川でも握力90kgがいいトコだぜ」
*・・・・・・*・・・・・・*
数か月前、フィリピンにて・・・
海際を走る
平等院とデューク・・・
(おいデューク奴らは何をやってる?)
(あれは島のブコキングを決める大会ですなぁ
ヤシの実を歯でいかに早く剥けるかを競います)
俺にもやらせろ!!
ヤシの実を口に持っていく前に握りつぶしてしまう。。
「お頭の握力は300kg越えのゴリラ並み
鍛え過ぎましたなぁ
いやはや限度を知らないお方だ・・・」
「返したい打球があんだよ!!」
*・・・・・・*・・・・・・*
「世界の猛者どもと戦う日々が俺に様々な”世界の技”を与えてくれたーーー
まずは挨拶変わりだ!!我が日本の技・・・
「エキゾチック オブ JAPAN !!」
*・・・・・・*・・・・・・*
「お頭 次はどこへ向かいますかな?」
「インド・アフリカ・中国の猛者を倒し欧州にまた渡る
そこに・・・今戦いたい奴が3人いる」
「戦場の暗殺者」 スイスのアマデウスとの再選
カムバックを果たした「天才異端児」 スペインのメダノレ
そして[勝利への哲学者]ドイツのボルグ
コイツらを倒し
俺は異次元の力に磨きを掛ける!!
さあ帆を上げろデューク!!
「まるで海賊ですなぁ」
*・・・・・・*・・・・・・*
平等院の世界の技・・
ボルグに返した打球は、アマデウスが亜久津に放ったダークサイド・・・?
ボールが巨大にないりボルグに向かう!
ボルグ「コ コイツは・・・」
(何っ!?)
「次だぁぁっ
『中国紅戉爪』!!」
攻め続ける平等院!
「Roar of the AFRICAN simda !!」
徳川「俺との試合は・・・・・・・・・・やはり6割制限だったようですね」
鬼「これが本当の平等院だ
仁王が見せたイリュージョンも奴を半分も再現できてはいねぇよ」
これには仁王も驚く・・・
ゲーム 2-2!!
観客も驚くが・・
「凄ぇぞこの試合・・・まさに世界最高峰の一戦だ!!」
「ボルグプロ相手に互角で戦えるなんて」
(互角・・・? いや奴はまだ何もしていない・・・)
猛獣が狩りをする前に餌を品定めしている様だぜ!!
レンドールもボルグのかすかな変化に気づく
(ユルゲンのあの瞳を見るのは今年2回目・・・
ドイツオープン決勝での世界No.1のノバク・プリンナー戦以来だ
それだけーーーー
あの日本の主将は危険なんだね)
ゲーム6-6!!
「勝負はこっからやな 1Pのミスが勝敗を分ける世界や」
「まずは挨拶変わりだ!!我が日本の技・・・
「エキゾチック オブ JAPAN !!」
『中国紅白?爪』!!」
「Roar of the AFRICAN simda !!」
狙われるように、カウンターで返される・・
「これならどうだぁぁ!!
「Pirates of the Woeld !!」
この技すらも、返される・・・
ゲームドイツ 5-4 !!
「ボルグプロの鉄壁の守備・・・
そしてカウンターの餌食だ」
レンドール(ギアを一気に上げたね・・・ユルゲン)
「まずは挨拶変わりだ!!我が日本の技・・・
「エキゾチック オブ JAPAN !!」
金太郎「あり?お頭のオッチャンまた同じ事言うとるで!!
やっぱ何か変だ!?」
大曲「お頭が・・・効かない技を何度も繰り返している
ま まさか・・・」
入江「平等院は負けてる事にすら気付いていないとしたら」
Q.P「人は余りの衝撃的事実を提示されると
自らを守る為脳が記憶をシャットアウトする
事故が起きた瞬間など意識を飛ばし季節させるアレと同じだよね」
ベルティ「ビョードーインは自分がさっきまで何をし
どんな展開さえも理解出来ていない様ですね」
ダンクマール「容赦なさ過ぎんだろ!」
ビスマルク「・・・だが日本の大将は強い奴を求め世界を放浪してたんだろ?
今更格上と戦ったからってショックを受けるタマじゃねーだろ・・・・・・一体何が?」
手塚「こんなボルグ初めて見ました」
ジークフリート「あ・・・ああ俺もだ・・・」
Q.P「・・・この”螺旋の洗礼”からは抜け出せない
ボルグの強さは『タイムループ』を引き起こす」
ゲーム ドイツ 6-4 !!
膝をつく平等院に再びボルグ顔色一つ、汗一つかかずに問う・・・
「目的は果たせたかね?」
「これが今大会最強現役プロ選手
ユルゲン・バリーサヴィチボルグ」