仁王、最後のイリュージョン。
カミュに扮する仁王とデュークの「能力共鳴」



二人が同時に放つ球が消失し無になり、
そして再び相手コートにボールが出現する。

ボルグ「ワタナベの能力 「破壊(デストロイ)」とシャルパンティエの能力「愛(ラムール)」が

『共鳴能力(ハウリング)』を起こしたようだ」

まるで破壊され無に還って再び芽映える・・・
まさに『創造(シェプフング)
』だ!!

遂に3セット目に追いつき6-6!


たーブレークでの決着!!!


ベルティ(一度消えたボールが気付くとボク達の死角に現れる)


シュナイダー「コイツは一人じゃ攻略困難だな ベルティ坊や」


手塚「予想外ですね プロの二人がここまで苦戦するとは・・・

ボルグ「しっかり見ていろクニミツ
どんな局面をも脱却できるポテンシャルを持つのがまたプロだ!!



仁王とデュークが相対しているのはプロのダブルスコンビ・・


そんな二人のポテンシャル・・・


研究熱心なベルティ・・
そして巨大化し、コートすべてを見渡すシュナイダーの死角の広さ・・・

シュナイダーの『ギガント』(ギガント)」とベルティの『AI』能力は
『能力共鳴』を起こす
全ての死角をも完治・共有できる『衛星視点』(サテリートゥバスペクティーヴ』を



デューク「ここまで来たら負けたくないですなぁ」
仁王「ドラマティックな演出も大詰めのようだね・・・」

ハウリング同士の一歩も譲らずタイブレークが進む!


5-5

そして日本のマッチポイント・・



シュナイダー「ベルティ坊や・・・持久戦に持ち込むぞ 行けるか?」

ベルティ「ええ・・・それより・・・

(このタイブレークの間ボクがただ『衛星視点のみで返球していたと思ったら大間違いだよ
ようやくキミ達ダブルスの攻略法を見つけ・・・』)



刹那・・・コートに相対する見たことのない姿をした男がいる。。

不気味な白塗りの仮面をかぶった男が・・


ラケットを立て、グリップに足先だけで立つ男。


ベルティ「
誰だアイツ・・・!?


真田(一人だけいやがった)

幸村(唯一誰にも自分のテニスを見せた事の無い・・・」)

柳(オリジナル情報が一切無い選手がーーー)


静かに仮面を外した仁王



遂に仁王自身、オリジナルで戦う仁王。



ベルティ「愚策だよニオウ・・・どんなテニスをするか知らないが
キミのレベルなら打ち合いの中でも瞬時に攻略できる!!




全国決勝、不二との戦いで、乾が悪夢に見せられた時に放った幻・・・



メテオドライブ!!

ドイツコート上空に高く打ち上げられたボールを見上げるために、シュナイダーが支店を上げることで「衛星視点」が一瞬なくなる・・


その打球は急速に落下をしながら落ちていく。


悪いね キミ達はプロと戦っているんだよ。

見極めて落下してくるボールをスマッシュで返す

(ショットに1ページ使っているんですが、プロフェッショナルの文字)


打球の強さを見切り仁王の前にラケットを出し返球をするも吹き飛ばされるデュークと仁王。


とどめとばかりにネット前への冷静なシュナイダーのドロップショット


「先輩っ!!」

仁王がデュークへ叫ぶ。

ドロップショットの打球へ追いつくため、身軽にデュークのラケットに張り付くように足をつけ、
即座に応じ、デュークホームランが仁王を乗せて放つ!


飛び出した仁王は二人の間を抜く!!



ゲームセットウォンバイ・・・日本!!


喜びに枠日本チーム、現役プロからの一勝にどよめく会場・・


続くシングルス2・・・


空気が変わる・・・

日本を経ち、プロへの道を進む事を決めた・・・

ドイツ代表として、シングルス2を委ねられるまでになった男・・




プレW杯、抽選会の会場・・
アメリカ代表として再会していた手塚と越前・・



手塚「お前のその迷いはいずれアメリカ代表チームにも迷惑を掛ける事になるぞ
  お前が本当に倒したい奴は誰だ?


越前「・・・・・部長ッス
手塚「真面目に答えろ越前


越前「ヘヘッ・・・コートの向こう側にいる奴全員っス!!」

それが越前の純粋な答えだった。




ーーーーー

手塚よーー
関東大会での初対戦
お互いに死闘を繰り広げ俺まhお前に辛くも勝利した
そしてU-17杯のエキシビジョンで俺は貴様の覚悟を知った

プロになる為に 自分の為に
戦い始めた 貴様の進化
見せて貰うぜ!


準決勝前、ドイツ宿舎に乗り込み手塚の今を確かめた跡部
コートの中で打ち合うことで沢山の言葉を交わした



当初は対左利き、つまりは手塚国光対策にと練習を重ね
悪魔化による自分の身体の危険を知り、不二との戦いの極致で無我の境地に触れ、
大阪の雄により天使化に目覚め。

更なる強さを求める中、苦悩する切原に、
そして・・・


真田 「赤也ぁぁぁ−−−−っ!!
幸村からの伝言だ
天衣無縫にならなくてもテニスを諦めなくていい事
自分が証明する・・・と

コートに立つ手塚を静かに見つめる・・・

昨夜、不二がランニングをしていた時に見つけた光景・・
幸村と徳川がコートを交えていた・・・

(幸村くんと徳川先輩がダブルスの特訓
いや違う!!これは・・・・・・
幸村くんは徳川先輩と『能力共鳴』に磨きをかけていたんじゃ無い
『左利き対策』をしてシングルスで彼を倒すつもりだったんだね




手塚国光を



S2  手塚国光 VS 幸村精市・・・開戦・・・。