「テニスの神になる」
鬼の強さが、相手を鼓舞して、強くする。
平等院を、異次元の強さへ押し上げたこと然り・・
この、Q.Pをも・・強さの底へ押し上げたのか
ボルグ「3種の『矜持の光』を体感し吸収
〔完璧な品質〕から[究極の品質〕になったアイツに最早敵はいまい!!」
Q.P
赤ん坊の頃から強くなりたかったーーー何の為かも分からず
なんだか身体が軽い・・・
コートが狭く見える・・・
レンドール 見せてあげるね・・・
ボク達がずっと追い求めていた〔究極のテニス〕を!!
股下を抜く3連続エース・・・
Q.Pと共に歩み、共にドイツの代表へ・・・
王者ドイツを率いる名将・・・ケン・レンドール・・・
放たれるサーブ・・・
「悪いQ.P・・・俺も魂に火が付いちまったぜ!!」
打球をラケットが捉えるも・・・ラケット毎吹き飛ばされる鬼!
「パワー、スピード、技術・・・・・・何もかも規格外だーーーっ!!」
ゲーム 1-3・・・
Q.Pの反撃、更なる覚醒・・・
それよりも・・・
リョーマ「今ヘンな音しなかった?」
弾かれたラケットを拾おうとしたその瞬間・・
鬼に走る、手首への激痛・・・会場に響く悲痛な叫び・・
「安易に打ち返すからだね」
涼しく言い放つQ.P
「ここまで来て不甲斐ねぇ。。。だがこのままじゃ直にやられちまう」
故障を抱えたまま試合を続けるも、
そのままサービスゲームを破られる・・2-3・・
「おい医療班・・・テーピングでラケットと右手をぐるぐる巻きに固定してくれ!」
棄権を推す選手達の声・・・
「俺はかつて両手首を破壊されても挑み続けた男を知っている
そいつに覚悟を教わっちまったからよう」
強さを、更に気持ちを強くさせた桃城然り・・・
ラケット毎手首に巻き付けて打ち続けるがやはりコントロールが効かないまま・・
ジーク「気迫だけで返せねーっつーの!」
ビスマルク「チッチッチッ ジーク♪・・・おれだけの気迫を持った奴はそうはいないぜ」
ボルグ(気迫はチームの士気を高め会場の雰囲気をも一変させる
ならばQ.Pその気迫を・・・・・・・挫け!!)
Q.P「了解ボルグ
人は左右に振られてもある程度は予測し走る事は出来る」
でもーーー前後に揺さ振る事で人の気迫なんて簡単に挫く事が出来るよ!!
また会いましょう 鬼十字郎」
左右に、そして前後に振り続ける・・
しかし、鬼の、心は折れない・・
「何故だ・・・既に勝敗はついているのに・・・何故なんだ!?」
「十字郎は背負うてんねや」
Q.Pが、そしてレンドールが見たもの・・
見た、鬼の気迫の裏にあるもの・・・
「今・・・鬼のようなものが一瞬見え・・」
「キサマも地獄へ道連れだ!!」
右手首おれてて試合する事自体無理なのに・・・
もう無茶だこれ以上やったら
平等院「キサマら両眼にしっかりと焼き付けておけ
あの男の不器用な死に様を」
「・・・まだだ」
何なんだこの男は あんな状態なのに・・・
何でいつまでも気迫の炎が消えないんだ!?
もう限界じゃないか
もうボロボロじゃないか
ボクには分からない・・・・・・理解不能だ!!
それでもまだ諦めない鬼の姿
「究極の品質」を手に入れても試合で圧倒し勝利を確信しても
なんだこの恐怖心はーーー
「そのガットもろともキミの魂を打ち抜けないと
この地獄から抜け出せそうにないな!!」
鬼からの地獄を抜け出すためにQ.P渾身のショットを放つが・・
「俺が・・・負ける訳にはいかねーんだよ!!」
徳川もまた、海外遠征を蹴ってまで日本に残った理由の一人。
その姿に徳川の個々rも揺れる・・
お前達・・・
兄ちゃんにちょいと・・・
力を貸してくれるか?
Q.Pのショットは鬼のガットを破る・・
しかし、二本残ったガットは十字にだけ残る・・・
桃城と戦った時の鬼のラケットの姿・・
右手首を壊し、手負いの状態の鬼に、反撃の一手は・・!?
次号へ続く!