激闘の中、Q.Pとレンドール監督の思惑通りに1セットを先制された鬼・・
その勢いそのままに2セット目も3ゲームを連取される・・・
i乾「1セット目、接戦だっただけに取れなかったのは精神的にキツい」
金太郎「・・・まだやで 鬼のオッチャンの強さは!!」
決勝トーナメント前夜、鬼に再び挑んだ金太郎がつぶやく・・
鬼がたどり着き付き、極めた鬼なりに昇華させた「天衣無縫の極み」とは・・
ボルグ「矜持の光(ショトラルツショトラール)・・・か」
鬼の力・・・
ボルグ「矜持の光には幾つかの精神派生が存在する
テニスを心から楽しみ快楽を知りし者の【愛しさの輝き】
強さの原点を極め儚さを知りし者の【切なさの輝き】
そして・・・・・・」
ドイツ選手「えっまさか【心強さ】・・・?」
なぜそこでまさかってつけるのか。
いや。某歌の歌詞・・・おいといて・・(笑)
「そうだ!!古代文献によるよると
己の限界を打ち破り 自らの強さ・・・
そして弱さを誇れるように成りし刻
矜持を有し光全身を包み込むとある
奴のは誰が為に強くなりし者の【心強さの輝き】だ」
サービスゲーム、ノータッチエースで4本を抜く!
(悪いが俺がこの初戦落とす訳にはいかねぇ!!
俺が落とすとアイツ等の気持ちが揺らぐ
それは3連敗を意味する)
ゲーム、3-3と持ち直す!
Q.Pのサーブもリターンエースを奪い続ける!
サーブのリターンに迎え撃つため速度を落とす揺さぶり・・・
リターンに返されるQ.Pのジャックナイフをも返球される・・
ブラックジャックナイフではなく・・【心強さの輝き】から放つ
ゴールデンジャックナイフ!!
「・・・・・・あれはあの時の」
海外遠征から帰ってきた加治との試合で見せた技がこの技だった・・・
「『矜持の光』・・・・・・それを破る事でボクは
究極の品質に近づけそうだよ」
勢いそのままに、6ゲームを連取しセットカウント1-1に!
盛り上がる日本サイドだが・・・
入江「どうだい徳川・・・・・・?」
徳川「何だか嫌な予感がします」
ダンクマール「やるな日本代表 信じられんがあのQ.Pが・・・」
ベルティ「どかかで流れを止めないと正直マズいんじゃ 監督?」
レンドール「流れを止める必要なんて無いよ!
むしろどんどん攻めてくれる事で・・・
Q.Pは『究極の品質』に近づくのだから」
【矜持の光】勢いそのままに3セット目も3ゲームを連取するが・・
ボルグ(成る程・・・Q.Pは強い相手と戦う事で急激に成長して来た
『矜持の光』を有する猛者との対戦も【愛しさの輝き】や【切なさの輝き】とは対戦済みだった
だが【心強さの輝き】を有する相手はこの欧州には存在しなかった
大和魂を持つサムライ ジュウジョウ・オニだからこの試合を)
対戦相手の情報を得る中で、鬼のプレイに驚く・・
まだ、愛弟子であるQ.Pが戦ったことのない未知の相手、
このサムライと試合をすることで、
その品質に更なる磨きがかかるであろう相手が鬼・・・
ボルグ「思惑通りですね・・・監督」
表情を崩さなかったボルグが初めて驚きを見せる
ケン「ああ いよいよだ・・・」
一打・・・
たった一打・・・・相手も、会場をも飲み込む静寂の中。
鬼を射抜くサービスエース。
輝きと、圧倒的な存在感で鬼と対峙する。。
「ボクはテニスの神になる」
Qualiity of Perfectは「神の品質」へと昇華する片鱗を魅せる・・・
来月へ続く!!