テニスの王子様、連載20周年イヤー


表紙には日本代表ジャージを身にまとうリョーマ。

そして、関東カラーには見開きで人気投票TOP10の10人がビシッと決めています。

ぜひS.Q本誌でチェックしてください!



準決勝当日・・・




『ドイツ(1位)VS 日本(23位)の試合を行います』



コートにて、日本代表、28人が肩を組み、エンジンを組んで集う・・・



口を開いたのは、日本の選手主将、平等院・・・


遂に絶対王者ドイツと本戦で戦う刻が来た

エキシビジョンでの惨敗の借りをここで返すぞ!!



しかし生半可な覚悟では奴らドイツは倒せねぇぞ


そうやって
挑んだ国々が大会毎に散っていった

・・・・俺たちは弱ぇか?


もしそうならギリシャ・オーストラリア・フランスは倒しちゃいねぇ



3人のプロ選手がいようがビビる事は無ぇ・・・

お前らと同じラケットを持った人間に過ぎない

試合に挑む者も応援する者も心を一つにしろ



勝つぞ

・・・・・・・・・


全員の力でな!



行くぞ野郎共--------------------っ!!



おおおおおおお!!



そして客席には。これまで日本と戦ってきた代表の選手たちも集う・・・



「気合十分だな・・・日本代表」



『そしてコートに現れ氏、全大会優勝 ドイツの入場です!!』



世界最強の男現役プロテニス選手 J.Vボルグを筆頭に


今大会No.1ダブルスのダンクマール&ベルティの現役プロダブルスペア

さらに大会後にプロ転向を表j名しているM/ビスマルク

ドイツ天才集団テニスアカデミーの最高傑作・・・Q・P


そして手塚国光



大会10連覇へ堅城を誇る


跡部(フン・・・面白ぇじゃねーの)



不二(手塚・・・・・・いよいよだね)




そして初戦、S3・・・



ドイツはQ・Pが登場・・・



平等院「ちっ 絶対王者に隙無しか・・・団体戦の初戦の重要性を熟知してやがる


だがこっちも最強の男で挑ませて貰うぜ




平等院を倒し、日本を率いた男・・・
鬼十次郎が先陣を切る・・・!




Q・P「鬼十次郎・・・相手にとって不足なしか」


鬼「ありがとよ・・・ Q・P」





サービスは鬼から・・・

さあ 地獄への片道切符だぜ!!


初球から激しい打ち合いが始まる・・・そしてQ・Pの・・・
クオリティ・パーフェクトの異名をとる理由が・・・


鬼からの激しい返球をすべてセンターマークに返球する技術で打ち合う。



ボルグ「Q・Pは産まれた時より同じ一点に毎日毎日打ち続けていたのだから容易い」


ビスマルク「こうやって完璧なまでのショットパフォーマンスで
無意識に対戦相手の戦意を挫くからなぁ・・・チッチッチッ・・・恐ろしい子だなアイツは




しかし鬼もそれに気づき、応えるようにセンターマークへの返球を・・・




鬼はその風貌からパワープレイヤーの様に見られがちだが
本来はその下半身や体幹の強さから打球コントロールにおいても
他を圧倒するほどズバ抜けた高い技術力を兼ね備えている



お互い、譲らぬ打ち合い・・・しかし・・


打ち合えば力のある鬼の方が有利だ


日本を世界一へ導くこと、後進への教え、勝つことへのこだわり・・・

少しずつ鬼とはいがみ合ってはいるが、

唯一自分を打ち負かした男・・・鬼のことは、平等院自身がよく知っている。



会場中がセンターマークへの返球合戦に息を飲む・・・



「相手はパワー選手に代わりはない!!その勝負にあまり拘るなQ・P!!」

ボルグ「決めろ!!」



ドロップで返し、ついに試合が動く・・・!

しかし読み切っていたかの如く、ブラックジャックナイフを放つ鬼!!


パワーボールに向かって前進するQ.P・・・



Q・Pへの信頼は揺るがないボルグ

幼き頃から科学的な最新のトレーニングを奴は受けて来た
ドイツテニスアカデミーの最高傑作

奴の究極の肉体は決してパワーでも負けはしない



ブラックジャックナイフを涼しい顔で返球し、鬼のラケットを弾き飛ばす・・・


しかし、P・Qのコートの後方へ打球が弾む・・・


15-0 !


ファーストポイントは、鬼・・・


しかし、顔色一つ変えずにベースラインへ向かうQ・P・・

そして微かに試合と緊張感を楽しむかのように・・
薄く笑いながらはじかれたラケットを拾う鬼・・・


試合はまだ、始まったばかり・・・・。



次号へ続く・・・!