黒部「Dは一つ諦めるしか・・・
ダンクマール選手とベルティ選手・・・
あの二人のドイツのプロに勝てる可能性はゼロです」



ダブルスを一つ捨てる


・・・今月の新テニは衝撃の一言から始まる。



三船監督、黒部 斎藤 柘植コーチ・・
これまで常に冷静に日本代表を引っ張てきた4人は、準決勝を控えた前日。
オーダーを決めるため難儀してしていた。


斎藤「監督 いっそ平等院とデュークを組ませてみては?」


三船「バカを言うな!!平等院以外に誰がボルグプロと戦えるんじゃ」


柘植「監督・・・それと以前
日本代表合宿に参加していたプロを目指しドイツに渡った手塚国光がーー
次の日本戦にシングルスで出るという情報が・・・きゃつと戦いたい連中はゴロゴロいます!!」



三船「今の(ガキども)中学生共では手塚には勝てん!


手塚国光は、王者の代表チームになるに相応しい力をつけたと三船も認めるほどになっていた・・・


斎藤「いや〜〜手札が違いすぎますよね」

黒部「当たり前です あいては世界王者ドイツ代表・・・」

三船「てめぇらコーチ陣が諦めてどうするんだ斎藤コーチ!?


そう・・・あのクズ共は誰一人諦めてねえよ!!


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跡部の後をこっそりついてきた切原は、ドイツの選手村に迷い込んでいた・・・



しかし、別れ際の跡部と手塚の二人が何かのディスクを渡している姿を目撃する。


ヤベェ 跡部さん達ってもしかしてスパイだったのか!!

手塚さんから何かドイツ代表の重要機密ファイルみたいなの受け取ってたぞ」

そして赤也君なりの推理が爆発する・・?




そうか!!!手塚さんはドイツに行ったフリをして二重スパイで潜入捜査だったのか!?
そして日本勝利の為に命懸けで・・・
ハッ!?この事実がバレたらやべーんじゃねーのか!?



その時!

「Was machst bu hier!!」


警備員に見つかる切原!! 逃げる!!




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一方・・・ベスト4をかけて戦うアメリカとスイスの主将対決!


亜久津戦でも見せた「闇」により、
最大弱点を暴き、攻め続けるアマデウス!

容赦はしない!
お前の最大弱点はショット後の軸足の反対側の対応の遅れだ!!



・・・らしいです(汗)


しかし・・・繰り返す事によって・・・・




リョーマ「ラルフの怖さは『自分の弱点を修正し国風できる能力』
一度ミスしたら次は特になってるっス



あなたのお陰でその弱点好きになりましたよ・・・アマデウス



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種ケ島と共に、コアラ園に来ていたギリシャ代表・・・


「可愛いやろ〜ゼウス!?
たまらへんわこのつぶやな瞳」

コアラをだっこするゼウス様


ほう・・・これは癒されるな


タラッタ「ゼウス様 次は私の番ですぞ!」

コアラの抱っこに行列するギリシャ代表・・




明日の準決勝ドイツ戦・・・ワシらギリシャ代表も応援に行ってやろう

「お〜きに☆」




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ゲームセット・・・・・


ウォンバイ・・・・・・


アメリカ代表 ラルフ・ラインハート!!



勝利したのはアメリカ代表!



アマデウス「・・・すぐにでもプロ選手として活躍できるな」


ラルフ「いえ・・・プロツアーが終わってすぐの参戦で主将としてチームを
ここまで纏め上げた手腕尊敬に値します



そして同時にもう一つのベスト4の4枠が出揃う!!



ドイツ・スペイン・アメイカ・日本の4ヵ国で世界一を争う!



毎年世界の頂点を目指しているスイスの戦いが今回も、終わった。



(今年も・・・叶わなかったか)


「主将・・・ナイスゲーム  ありがとうございました」



観戦に来ていたリョーマに気づくアメリカ代表

ドゥドゥ「Hey! リョーマ!!

「騒ぎ過ぎっスよ・・・ところえ兄貴は?」


ドゥドゥ「ああリョーガか・・・」

キコ「アイツは放浪癖があるからなぁ
今どこほっつき歩いてんだか!」


「またどこかで戦えますよ・・・きっと」


決勝で会おうぜリョーマ!!」



リョーマ「まずはドイツを倒して来るよ!」




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ついに警備員に捕まった切原・・・


「だ だから俺は何も見てませんって!
ノースパイ!!ノースパイ!!フレンド捜して迷子グールグル・・・
や やべ〜っ!全然言葉分かんねぇ ヘルプミー!!」



「チッチッチッ 放していいぜ そいつは俺の友人(クンパーン)だよ」


「サ サンキュー・・・ベリー・・・」


「フッ 日本語でいいって もう敵の選手村に迷い込むなよ」

ボルグに見つかったら袋叩きだ
QPに見つかったら軍法会議だ
フランケンシュタイナーに見つかったら改造人間にされちまう


いえ、全部。嘘です・・(笑)

助けたのは、プレW杯で不二&デュークとペアと戦った
ジークフリードと共にペアを組んでいたミハエル・ミスマルク


「お前達日本の中学背は強いな!
だが・・・ドイツ中学生もなかなか負けず嫌いが多くてな
明日が楽しみだ じゃあなクンパーン」


そしてまだ明かされていないドイツの中学生も天衣無縫にて連取をする姿・・・」



※・・・・・・・・・・※・・・・・・・・・・※

戦いを終えたフランス、・・

・・・monamour
未来に彼らが愛される為の苦渋の決断だったんだ・・・
本音を言えば彼と戦って・・・



カミュのもとに再びデュークが・・

「カミュ…手合わせ願えますかな?」

さっき現れたのに可笑しな事言うね?

脳内の試合だけでは私のテニスを理解できないのも無理は無いようだね




「…手合わせ願えますかな?」


本当に君は不思議な人だ・・・

まさかドイツ戦にも出るつもりかい?


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最後までトレーニングを積む徳川・・・それに付き合う入江と鬼。



「おい徳川・・・今日もちゃんと来てるぜ」


「練習中失礼します!
徳川さん・・今日もお願い出来ますか?」


入江「彼・・・ドイツに負けて以降 毎日徳川と練習してるみたいだね」

「敗れはしたがダブルスで・・・
技の「能力共鳴」を果たした唯一のペアだからな!」


ドイツのVTRを中学生、高校生数名で集まって研究をする選手。
走り込みをする選手・・・・



そして手塚のもとに向かっていた跡部が不二の部屋の扉を叩く・・・



おい不二・・・手塚がお前に借りたCD渡してくれとよ


ありがとう跡部 手塚元気だったかい?

「ああ・・・いつも以上にな・・


おい不二 二度と俺様を使いっ走りにするなよ」


夜になり、そして、遂に・・・





野郎共ーっ
明日はいよいよ大一番だ!!
ドイツにリベンジし世界を震撼させるんじゃーっ!!





明日のオーダーを発表する!




金太郎「あれ・コシマエおらへんなぁ」


真田「むぅ・・・赤也もいないぞ  まったくアイツら・・・」




その二人は、コートにいた・・・



くそっ・・・何でだよっ!!


手塚さんだって・・・跡部さんだって・・・
日本の為に危ない橋渡ってんだ・・・俺だって!!



現状天衣無縫にリョーマにボロボロにされる赤也の姿・・・



もう諦めたらどうっスか?


死んでも俺は諦めねぇ!!



跡部と手塚のスパイ疑惑は切原の中だけで残ったままだが・・・
デカすぎる3人の先輩に挑みいつか超えると誓っている、
そして日本代表として挑む自分・・・

赤也に更なる成長はあるのか・・・!?