ドイツの練習施設にてトレーニングをする手塚の前に突如現れた跡部・・・





いったい何の用だ跡部?

あ〜〜ん 独りぼっちで練習か手塚?
今日はドイツの連中はオフの様だな?


ちっ 日本は眼中に無ぇって事かよ




まぁ次はドイツ(お前ら)との準決勝だ



それでドイツの選手村を偵察か?


バーカ


俺様がそんなチンケな事するかよ  借りるぜ・・・・・・



ネットに立てかけてあるラケットを手に取る・・・


自主トレ 相手してやるよ




一方・・・


「よっしゃ 反対ブロックの準々決勝スイスVSドイツを偵察に行くでぇー!!


やっぱ予選で日本を圧倒したスイスを偵察や桃城!!」


「ケンヤさん アメリカの偵察しとかないと後悔しますよ!」


「誰に言うとんねん 俺達は偵察のプロや」
裏合宿で酒を盗んだスパイの3人・・田仁志、兼也、リョーマは胸を張る!


偵察に訪れたのは・・・

忍足兼也、田仁志慧、菊丸英二、桃城武、
鳳長太郎、宍戸亮、乾貞治、そして越前リョーマ


初戦のダブルス2・・
アメリカのドゥドゥがリョーマとの練習試合で見せた跳躍力をいかんなく発揮!



6-1、6-0と初戦をアメリカが取る!

第2戦、ダブルス1は日本戦で銀さんを圧倒したランディーとアルバート。。
変わらず圧倒的なパワーで勝利し一勝一敗。



S3・・・続いてスイスで出てきたのは、
木手と大曲を破ったアンリ・ノーベル3世

対するアメリカ・・

ラルフ「ここからが勝負です 頼みますよ・・・キコ


あぱちょーーっ 責任重大っしょ


アンリ「・・・今のうちに浮かれておきなよ

ナマ言うんじゃねーよ


笑顔で言い返すキコ・・


※・・・・・・・※・・・・・・・※


真田、柳、千石がつかの間の休息にてレストラン


「オーストラリアの女の子も激可愛いなぁ」



運ばれてきたステーキを食べようとしたときとした真田に・・・


明日のドイツ戦 サムライダマシイ見せてくださいませ オシショーサマ


振り向く真田・・そこにはほっぺにくるくる渦巻きの素顔のオジュワール!!



※・・・・・・・※・・・・・・・※


アンリVSペーターは激しい試合を繰り広げるも・・


「うっし ドロップチャ-ンス」


「させるかよっ!!」

「・・・やべっ」とっさに強打に切り替えショットを放つとキコの強さ級はネットへ・・

しかし、ネットで強烈にスピンがかかりホップしてアンリの頭上を超える・・・


ゲームセットウォンバイアメリカ
6-4 6-4 !!


リョーマ「変幻自在な曲者・・・キコ・バレンティン
あの人と試合すると気付くといつも6-4で負けてるっス



アンリ「ツキまくってたねアンタ?」

キコ「何度やっても勝てないぜ♪」

アンリ「フン それはアンタの運が良かったからとでも・・・」

パチンと軽くアンリにデコピンをするキコ・・・

瞬間、頭上から真っすぐにアンリの目の前を鳥の糞が落ちていく・・


「こーいうこと 幸運(ラッキー)は自分自身で掴むもんだぜ」




ジンコーチ「おやおや  まぁ勝負は時の運・・・ペーター」

「ほ〜い監督!!あのアンリちゃんが負けるとは参ったね

悪いが敵討ちさせて貰うよ!」


スイステニス界の至宝 ペーター・ランピエール


しかし、打ち合いを続けるなかでペーターに異変・・・?



(何だこれは−−−
こんな時に古傷の痛みや痙攣が起きなくても)


おやおや 痙攣ですか?



リョーマ「あれが『テニス医者(ドクター)』の異名を持つ Dr.アラン・ホプキンス

相手選手の古傷や癖 弱点を無意識の内に酷使させ自由に奪い
じわじわメスを入れていくヤバめなテニスっス



「スイスはプロのアマデウスで万全の体制のハズやってん
誤算だな・・・その前に決着がついちまうとは」



スイスの選手 もう限界限界だって・・・
早く棄権しないと大怪我しちまう



しかし諦めないペーター!


続けてやるよ
なんとしてもアマデウスに!!





「世話のかかる奴よのう   審判・・・」


棄権を告げるため立ち上がるジンコーチ・・



アラン「この試合棄権させて下さい・・・よろしいですね?


アメリカ優勢の空気の中、アンリも限界にきている中でアランは棄権を告げる・・

驚いたままのジンコーチ


その問いかけに静かに頷くアメリカキャプテン ラルフ・・



驚くリョーマだが、すぐに合点がいく。
一時の時間でもアメリカ代表として戦っていたリョーマ・・・



・・・完全勝利


あのアマデウスを倒さずにスイスに勝っても意味はない

きっとアメリカ代表全員そう思ってるからっス




そしてS1・・・アメリカとスイスのキャプテン対決・・


S1

アメリカ代表 ラルフ・ライアン・ハート

スイス代表アレキサンダー・アマデウスの試合を始めます!!



アマデウスのサーブから始まり、アマデウスがサービスキープ。


ラルフのサーブも攻めに転じ、「アマデウスも「バジェーナ」を来る出すも軽々と返しラルフもサービスキープ。


ゲーム1-1・・・


言わずもがな・・・アメリカと、スイスを背負ったキャプテン同士の屈指の好カードの予感・・・





※・・・・・・・※・・・・・・・※



手塚と跡部のトレーニング・・・・?



氷の世界を手塚のコートへ突き差す跡部!

手塚ゾーンで自分へ吸い寄せる手塚・・・


しかしゾーンを逸れ真っすぐに跡部の差す氷柱の元へ・・・




手塚ゾーンはもう見飽きたぜ


(打球の軌道が元へ戻った・・・!?)


しかし臆することなく、氷柱の元へ走り見事なコーナーショットを返す・・

しかし、既に跡部はボールを追わない・・・



手塚ゾーンを無視し弱点の氷柱の反応できない位置へ放つ跡部


反応出来ないはずの氷柱の返球位置に駆け寄り鋭く返球をする手塚




ラケットを元に戻しネットに立てかけ

手塚の元を去ろうとする跡部・・



ドイツ戦・・・
キサマと戦いたい奴等が多くてな
プロへの足踏みしない為にもせいぜい気をつけな!




誰と戦う事になっても・・・俺は勝つ!!



その言葉・・・自分の為に戦ってるみてーじゃねーか
明日が楽しみだ



決戦の前の最大のライバルの束の間のコートの挟んでの対話が終わる・・・


そして決戦の幕が、明日、開く・・・。