テニスコートの会場の前に馬が二頭・・・。

よく考えれば異様な光景・・(笑)


そして馬上テニスを終えて会場に戻ってきたリョーマ君・・

入道監督・・・馬どうもっス
帽子のつばに手をやり礼をいうリョーマ君・・


どうじゃった小僧(クソガキ)女は取り返したか?

・・・引き分け


って言うか別に取り返すとかそういうんじゃ・・・



客席を見ると、青学の3年トリオ、
そして朋香ちゃん、さきほどい一緒だった桜乃ちゃんの姿が・・・


フン・・・
ならこの試合で決着つけんかい!!


「もち・・・テニスで負けるつもりないんで!」


いつも通りの笑みを浮かべコートに向かう・・

コートを挟んで相対する日本とフランスの王子様・・・


プランス「逃げずに来たか帽子(ルシャボウ)


注 プランスさんはリョーマ君を呼ぶとき帽子(ルシャボウ)と呼ぶので、以下、
「帽子」と表記しますが、プランスさんは「ルシャボウ」と呼んでいます



悪いけど馬上テニスの様には・・・・・・

ねぇ・・聞いてる?



日本応援席の桜乃ちゃんをみつけ、リョーマの話を聞いていないプランス・・


今・・・桜乃(セリシール)がこっち見て笑ったぞ


リョーマ君「別にアンタを見てる訳じゃ・・・


おい セリシールが好きな花は何だ?・・・好きな色は?


えっ?


アッハッハッ
そんなことも知らないのか!?
お前はどーやらセリシールのペンフレンド止まりだな!




忍足「なんや珍しいでぇ」

木手「知り合いですかね?」

富士「ふふっ越前がペース乱されてる」

乾「いいデータが取れそうだ」



注目する徳川・・


(越前リョーマ お前の進化したテニスを見せてみろ!!)


以前よりもパワーを増したリョーマからのサーブ!

センターライン上にインする鋭いサーブも・・・



難なくコーナーへ素早いリターンエースが突き刺さる!


負けじとリョーマもセンターライン上の次はコーナーへ、外へ逃げるスライスサーブ!


しかしそれでもプランスは正確にリターンエースを決める!



種ケ島「わおっ!エゲツない角度で返ってきおったで!」



平等院「お前がフランス代表だった頃・・・アイツは居たのかデューク?」


デューク「・・いえ  でも噂だけは小耳にはさんだことはありましたなぁ

プランス王子は幼少期から馬に乗ってテニスををやってきたから
バランスの悪い馬上のテニスで強靭な上半身とどんな体制でも決して崩れずハードヒット出来る体質を日々培っていた」

だから全て1球で決める事が出来る!!」

確かニックネーム・・


「エースの王子様」


「・・・にゃろう」


1ゲーム、たった90秒でプランスが1ゲームを奪取される!!


プランスのゲームに移っても、
リョーマからの1球目の返球に対して鋭いリターンで1球で決め続けられてしまうリョーマ



盛り上がるフランスの応援席。


おい帽子!その負けん気・・・気に入らねぇ


そして残りはサービスエース・・・またしても90秒で取られ続け・・・


4-0とリードされる・・・



5ゲーム目・・・リョーマのサービスゲーム


三船(流れを変えんかい---クソ(ガキ)小僧


サーブ&ボレーを仕掛け天衣無縫の極みまでも既に使い始める!
しかし、プランスのエースは天衣無縫をあざ笑うかのようにリョーマのコートへ突き刺さる!

「面白い・・・そうだ 足掻け 足掻け!」


そしてリョーマは右手へラケットを持ち変える・・・

オジュワール「あれま・・・諦めちゃったっでおじゃるか?」

トリスタン「あの少年も両利きだね・・・」
ティモテ「どちらに替えても王子のエースからは逃れられないぜ!」

顔面を飛び込むツイストサーブ!!


無礼者が

打ち終わりのリョーマの足元を狙い渾身のツイストサーブすらリターンエース!


三船「万策尽きたようじゃなクソ(ガキ)小僧
誰が?まだまだ試合はこれからだよ


三船「フン!また軽口が言えるようだな おい・・・」

ベンチに座るリョーマに何やらささやく三船・・・



忍足「なぁ跡部 このまま反撃への糸口も掴めへんと
このセット奪われよったらウチの王子様負けるで」

「ああん・・・もう掴んでるみてーじゃねーの」


リョーマが選んだ選択は・・・プランスの真正面への返球!



さっき股下を無様に抜かれたのは・・・


誰だったかな帽子っ!!


股下への高速エース・・2度、同じ手は食わない!リョーマ君返球!

ビンゴ♪


プランスのエースはコーナー際からのエースだがセンターからの返球はエースが打てない!

(だけどさ それがどうした!?
返すだけのクセに!!)


乾「マズイな 越前はど真ん中に返す事しかできない」

柳「コーナーを突いた途端一気にエースを狙われてしまう」



デューク「左右に動かされながら王子のいる真ん中へ返さざるを得ない状況
越前くんは圧倒的に不利なハズ

・・・いったい何故?」

コイツ何を考えている!?



「コシマエは負けず嫌いNo.1や
どこまでも打ち続けるでぇーーーっ!!」

バカなコイツこの無謀な掛けに挑むつもりか!?


ねぇ・・・球速落ちたよ 王子さん



インターバル中、三船に囁かれた言葉・・・


・・・おい キサマは平等院に何を教わった!!

リョーマが構える・・

平等院に見せられ、
リョーガに伝授され、
そしてアメリカに渡り経験を積んだリョーマの進化が今・・・

「あれはっ!?」

(俺のそれとは何か違う!?

デストラクションではない・・・



「光る球」!!!


リョーマ君の進化を見せるのは・・今!!




来月に続く!!