やはりあなただったんですね・・・・・・・・・毛利先輩
幸村が語る、リハビリのあと、自分のもとにおいてある冷たく冷えたスポーツドリンク。
幸村は小人が運んでくる・・と赤也にも話してはいたがその正体は幸村の姿に復活を誓う先輩であった。。
「兄ちゃんら仲直りしたみたいやしこのまま行ったれーっ!!」
金ちゃんも 5-0とリードを取る毛利と柳の姿にテンションが上がります。
しかし、そうそう、易々と、ノーゲームで終わるわけもなく・・。
オジュワール「エドガー殿もワルよのぉ〜」
ティモテ「わざと5ゲーム差し出しジョナタン君に情報を取らせ
一気に逆転し格の違いを見せつける・・・
エドガー劇場の始まりだ!!」
サーブはエドガー
ラケットを大きく掲げ、一気に打ち込む。。
レシーバーの柳の目には一匹の鷲が・・・・
瞬間、ボールが柳の目の前を下から方突き上げるように大きく跳ね上がる・・
思わず目を見開く・・
柳・・(今一瞬鳥のようなものが・・・)
「柳っ 次来るぞ!」
そういった毛利の目には大きな蛇が這うように襲う・・・
「今度はヘビかい!?」
なんとか返球した毛利へのリターンにはヒョウが・・・
アッという間1ゲームを取り返す・・
ジョナタン「もう エドガーさんチーターだって言ったでしょ!!
エドガー「チーターだろ今描いたの」
「今のはヒョウです しなやかさが足り・・・」
厳しく突っ込むジョナタンのおでこを軽く小突きます
「とっとと逆転すっぞ」
「まさにコート上の芸術家(アーティスト)エドガー・ラクロワ
コートというキャンバスを彼色に染める
観月「だらしないですね
データマンの柳君が・・・お株を奪われ自分のデータを取られるなんて」
毛利「アイツの動きに惑わされたらあかんえ 柳自分のテニスを貫きんせーね!」
「はい!」
空蝉を打つ柳・・
描けるアートは動物のみにあらず・・
次にはフランスの歴史的建造物、凱旋門を描き出す・・
あっという間に、何もできず、5-0から逆転され、1セットを取られ後がなくなる日本の二人・・
毛利「やばぁ・・・なんちゅー爆発力や!エドガー・ラクロワ芸術テニス」
柳「けれどそれをい可能にしているのは
我々から易々とデータを奪い取り彼に伝えているジョナタン・サンジョルジュですね」
「毛利先輩 この柳蓮二・・・日本代表として
そして立会大付属中の参謀として負けるつもりはありません」
柳の覚悟を感じとり・・・
「ほなデータ集めは頼むわな 俺は・・・寝やる!」
よくペア組む越智、そして高校生達は驚くが・・・平等院だけがニヤリと笑う・・
「久々に毛利(アイツ)本気モードをみせるつもりか!」
「エドガーさんエドガーさん!あの人立ったままそれも試合中に寝てます!」
平等院「お前らも見ておけ・・・これが日本代表No.10のバッジを獲った男の・・・実力だ!」
それならこのショットで目を覚まさせてやるよ!!
返球が毛利へ向かう・・
静かに、しかし眼光鋭く眠りから覚めた毛利の目に打つのはエドガーが描く竜巻!
難なく返球し、ジョナタンの横をきれいに射貫く!
柳すら驚く的確さ・・
ほう・・見事だな!だけどな・・・俺の芸術テニスは無限ジャンル
お前の弱点を必ず描き出すぜ!
サメを描く出すアートも毛利には通用しない・・・
1ゲームを取る日本・・・毛利はついにコーとに寝そべって熟睡し始める・・・
「毛利先輩・・」柳が静かに呼びかけるとまたしてもすぐさま目を覚ます・・
平等院「よくゾーンに入るというだろう
ゾーンに入ると集中力が増すが故相手の動きや球種が瞬時に分かり
思いのままにショットを決める事が出来る
デューク「彼の場合もそれと似た様なものですなぁ」
入江「でもコーチ達が脳波を科学的に調べてビックリ‐−−深い睡眠状態にいるみたいだよ」
鬼「睡眠状態が故雑念など皆無
自然体で極限の集中力を見せる
・・・そして奴はその状態に自ら数秒で到達だ!」
中学3年のお前らが来年になって何人Genius10に入れる?
毛利寿三郎・・・奴は次代の日本代表を背負う逸材だ!!」
「・・・俺 アップに行ってくるっス」
リョーマ、次の試合に備え始動
プレイスタイルの変化を見たエドガー・・先ほどのように5ゲームわざと取られる演出は難しい・・
「おいジョナタン!奴のデータはちょっと無理か?」
「寝てる人のデータなんて取れる訳な・・」
「なら仕方ねぇな テメーも塗るぞ!」
エドガーも目元に塗っているペイント・・
ダサいと思っているジョナタンもフランス勝利のためならと渋々了解する・・
しかし、目元にペイントした瞬間・・・
「おいお前 データマンなら・・俺様のデータも取ってみろよ!!」
突然ジョナタンの雰囲気やプレースタイルが変貌する。。
カミュ「あのペイントは一種の催眠術・・・エドガーを信頼し慕っているッジョナタンだから
あのアートの魔法にかかる!」
「あのエドガーの「芸術テニス」は蓮二も事前に情報を得ていたーーー
蓮二なら1セット目が終わったところでおおよそのデータは取れていたはずだ」
予選でも見せいていなかった戦法である。
再びデータを取らねばいけないい戦いにくい相手。
三津屋「フランスは世界を獲る為にこんな秘策を用意していたのか!?」
お互いに譲らない・・・
「・・・・・今のリターン入射角32・・・今33? 初速143q/n
「先輩のプレーで蓮二もデータ収集に集中できているね」
「そうこなきゃ柳さん!!Q
やっぱデータテニスでも負ける訳ねぇ!!」
そして2セット目は5-4とフランスリードで終盤へ・・
「次のゲームは必ず取るぞ! 柳 データはとれたんか?」
「はい!」
「おいおい 俺らのデータを取れた気になっているようだが・・・無駄だぜ!」
ジョナタンんおペイントを書き換え、再び別のプレイスタイルに変わる・・
「誰がアンタらのデータを取っとるって言ったんね?
柳が取ってたんはアンタらのデータやない・・・相棒(オレ)のや!」
自らのデータを柳に取らせた毛利の真意とは!?
次号に続く