D1毛利と立海3強に因縁あり・・・?
決勝ラウンド前・・・
切原「毛利さんて立海出身なんスよね?」
仁王「俺らの1コ上じゃき・・・
才能はあったのにサボリの常習犯だったから部活に殆ど顔出して無いぜよ
ビッグ3とは未だにギクシャクしとるき 特に」
これから試合に向かう二人には・・・
宿泊所にてすれ違う二人
「や 柳・・・ゆ 幸村の体調は大丈夫なん?」
「この大会が終わったら・・・アメリカで完全完治の手術を行う様なのでご心配なく」
「ほうかぁ良かったな 心配やったから」
「・・・心配?」
・・・・・・・・・・・・・
「監督は何を考えてるんだ!!」
シングルスを控える真田ですら、この二人のペアを感情を露わにはしないが言い放つ・・
「エドガーさん エドガーさん・・・・・・みなさんウドの大木のようにデカイですね〜っ
僕大丈夫かな〜っ」
コートに立つ4人の中で一番小柄のジョナタンが日本代表の二人を見上げる
軽くジョナタンの頭を頭小突くエドガー
「一言多いんだよ!テメェも塗るぞウラァ!」
左目の下に謎の軽くチェックマークのようなペイントをしているエドガー・・
柳と毛利の二人を見たリョーマ・・
「何かギスギスしたペアっスね?」
柳のサービスから始まった試合!
早いサーブ、反応しきれず返球だけに終わるジョナタンにスマッシュを放つ柳。
エドガーのレシーブも予想の逆を突きペースを握る。
返球に毛利がポーチに出て咄嗟にコースを変えるエドガー・・
しかし、その返球を見切るかのように立ちはだかりかまいたちでゲームを奪う!
毛利「ナイス柳♪」
「無謀なポーチに出ないで戴きたい」
背を向けたまま言い放つ柳。
3-0と一方的にリードをとる日本
真田「蓮二は医療班にいた間も各国のデータを集め1日たりとも練習を欠かしてはいなかったからな!」
しかし未だに毛利と連携を取ろうとしない柳・・・
だが、怒るわけでもなく、飄々と柳に声をかける毛利。
・・・・・・・・・・・・・
「・・心配?
まともに自分の練習もしないアナタが?
テニスをやりたくても出来なかった精市を・・
俺達はずっと間近で見てきました!
テニスを好きなだけ出来る環境で
練習を怠っていたアナタを・・・
精市がどんな想いで見ていたか!!
どれだけツラい日々を送ったか!!
アナタに分かるんですか!?
俺は・・・アナタを一生許さない
二度と精市の名を口にしないで戴きたい」
・・・・・・・・・・・・・
完全に原作から離れた僕の思ってしまったことですが・・・
一度たりとも、「毛利」の名前すら口に出さず、アナタとかなり距離を置く他人行儀の柳
実際の人付き合いもそうだけど、喧嘩したり、怒っている相手に対してなんだかこんな態度とるかなぁってすごい柳の行動がわかる。
柳にとって、本当に許せなかったこと。。
さて、原作に戻ります。余談すみません。。
そんな、毛利の、高校に入ったころの話・・・
中学から高校に上がっても毛利のサボリ癖は変わらなかった。
サボリ・・というよりは、己のあるがまま生きたい・・・そんな心境なのかもしれないけど。
そんな同級生に自分がいなくなった立海大中学のテニス部にはビッグ3もいる。
・・・
「いや・・・・・・そのうちの一人が・・・原因不明の難病で入院中なんだってよ
もうテニスできないらしいぜ」
「あららぁ可哀相に・・・」
そんな中参加した高校の関東大会個人戦・・・完膚なきまでに初戦敗退を喫する。
それが、跡部の前に、氷帝を率いた男、越智であった。
越智との試合で怪我をした毛利は3週間の入院を課せられる。
完全に打ち負かされたショックと、3週間のケガによる入院生活
「もうテニスは辞めね」
きっと、毛利の中では自然な決断なのかもしれない・・
しかし、その病院の中で懸命にリハビリを続ける男の姿があった。
再びコートに戻るのは難しいと宣告を受けながら、
それでも諦めずリハビりに励む後輩の姿。
その姿に何かを感じた毛利。
人が変わったように練習を重ね、秋の新人戦にて1セットも取られぬまま優勝を飾る。
そのままの流れでU-17日本代表合宿に招集、1軍への階段を駆け上がる。
コーチ陣も毛利に対して高評価である。
黒部「毛利君は先日行われた秋の新人戦で優勝していますね
以前から逸材としマークしていましたが我々が持っているでーたよりも急激な成長を見せています」
柘植「ただ・・・サボリ癖もあるという話も聞いているぞ」
斎藤「なら・・・彼と組ませましょう」
そこに置いたの選手データが
越智のデータであり、二人が組む成り立ちでもある。
ゲーム5-0・・・
「柳の空気を察し、ベンチにも座らず距離をとって水分補給する毛利」
そんな毛利を睨みつける柳がふとベンチに目をやると、
そこには冷えたスポーツドリンクが・・・
柳が、記憶を辿る・・・
立海メンバーで、いつものように幸村のお見舞いに行ったある日・・
・・・・・・・・・・・・・
切原「スポーツドリンクを小人が持ってくる?」
幸村「そうなんだ
毎日リハビリが終わって部屋に戻ると冷たいスポーツドリンクが置いてあるんだ
誰が届けてくれるのかわからないけど・・・頑張れと毎日背中を押されている気がするんだ」
「ほ〜〜っ不思議な話じゃのう」
「私はてっきり仁王くんの悪戯かと・・・
幸村「その小人に会ってみたいな」
(まさか リハビリする幸村に毎日スポーツドリンクを届け励ましてた小人って・・・)
「なぁ柳・・・」背を向けたまま、呟くように呟く毛利
「最後まで一人そない飛ばす気かいや
お前の本来のダブルスは・・・相棒をコントロールしてこそ発揮されるんやろ?
あの赤目くんをコントロールしていた様に・・・」
それは、全国決勝で試合をしたのライバルであり、友である乾と、
それぞれ次代を担う後輩を伴った試合を見ていないと、出てこない言葉。
気まぐれでサボリ癖があり、部活にも出ない。
幸村の来る住む姿を見ているからこそ。それが許せなかった・・・
だが、陰で幸村を支え、自分がいなくなった後のテニス部を気にかけていた。
「毛利先輩・・・・・・
全国大会でも我々を見守ってくださっていたんですね」
(オレはそれを知らずに・・・・・・)
「お喋りはもう止めんせーね
さぁセットポイント・・・リラックスして行こかや」
「はい!」
誤解の中にあった柳のわだかまりは解かれた!!
一気に試合をもの出来るのか!?
次号へ続く。