アマデウスのプロのプライドと、亜久津の意地がぶつかる。


5-0と後がなくも決して捨てず,アマデウスに食らいつく。


無没識を続ける亜久津。

そんな死闘の中、亜久津の異変に気付くリョーマ



ねぇ・・・亜久津のシューズの色って・・・


赤だっけ?




5つの動きを見せるため激しい動きを続ける亜久津・・・



河村「一度に5種の攻撃を・・・
あんな動きを続けてたら足への負担は相当だよ
それも・・・
もうプロには見極められてしまったのに」





平等院「いや・・・アマデウスも亜久津の「無没識」を見極めるために―――
ギアをずっと上げた状態で集中しなくてはならない・・・


亜久津の身体が持つか・・・アマデウスの精神力が勝つか・・・


この試合はもう・・・誰にも予測不可能だ!!」



「亜久津はチームの為・・・日本の為にテニス選手として今戦っている
―――そうする事が今までしてきた事やテニスに対する亜久津なりのあがないなのかもしれないね




無没識から亜久津が意識が入って打ち込む瞬間を逃さず打ち返すアマデウス・・・


奴の瞳に意識が入る瞬間を・・・俺は見逃さない!!


何度やっても俺にその「無没識」は通用しないぞ!




いつまで粘ろうとプロから1ゲームを奪うなど・・・出来はしない!

俺に・・・指図すんじゃねぇ---っ!!



「コイツの執念・・・2年前の平等院と一緒だ!!」


俺はプロテニス選手として・・・
あえてお前の息の根を止めるぞ!!





亜久津のショットは・・これまで自分を5体に見せていた自らを1体増やして返球する!



コ・・・コイツまさか・・・

この1ポイントを獲る為に!?



アマデウス ビョードーイン!!

平等院「!?

アマデウス 「 いい選手を育てたな




平等院「『闇』で最大弱点を突いてくるぞ!!


お前の最大弱点は無没識で酷使しすぎた脚!!このトップスピンロブに追いつけはしない



6対になったとて・・この1Pは譲らんぞ!


鬼「6体・・・ならな


俺はアイツ等に10球打ちを練習させてたんだぜ


亜久津の無没識と10球打ちは・・・

アマデウスのコートを射抜いた・・・

「現役プロから1ゲーム・・・奪っちまった」

ゲーム日本 1-5



鬼「中学生数名に10球打ちを練習させていたが1度に10種類の動きを繰り出す奴なんて常人離れした奴は―――


1人しかいねぇよ なぁ 亜久津仁!!



種ヶ島「プロと戦う事で・・・荒治療やけどアイツん中に眠る無没識が起きよった」




大曲「勘弁しろし・・・」


オノジイハ「あ〜勿体無いのぅ」


ペーター「これは只の1ゲームじゃないな・・・流れを完全に変えられたぜ!」


プロからサービスゲームを奪って流れが変わりつつある1ゲーム。


盛り上がる会場・・・

しかし・・・傷だらけで倒れこむ亜久津。



負けたら日本に帰れとハッパをかけた平等院が支える平等院。。



平等院「ここまでだ 亜久津仁!



亜久津の雄姿に涙を流す壇君・・・

リョーマ「・・・ねぇ 亜久津さんに言っといてくんない?


またいつか戦いたいって―――――」



ベンチに寝かされて意識が戻る亜久津


平等院「起きたか負け犬

約束通り とっとと日本へ帰れ


ああ・・・言われなくてもな・・・



コートを後にする亜久津・・




声を掛ける平等院

おい・・・

2年後の大会はキサマが連覇しろ





これまでに見せたことのないニヤリとした笑みで亜久津の背中へ言い放つ。



更にアマデウスが亜久津へ

You will definiely
become a good tennis player




しかし、最後まで亜久津らしく突っ張る亜久津(汗)


何訳わかんねぇ事言ってんだテメェ!
ケンカ売ってんのかコラァ!!




千石と共に日本へ向かう飛行機の中・・・



この俺がテニス選手・・・笑わせるぜ!




負けた日本はグループリーグを2位で通過。


決勝トーナメント16チームが決定!


U-17トーナメントまであと2日


12月号より、新章開幕!!