ドルギアスの打球を直に受けた鳥は微かに羽を散らせながらコートにポトリと落ちていく。
同時にボールも金太郎にオンラインラインに落ちて転がる・・・
金太郎「アホウドリさんに入って当たって入ってもうた・・・!?」
静寂に包まれた会場に審判の声が響く・・
「レット!!」
「えっ・・何て?鳥さんに当たって入ったんやからあの兄ちゃんのいポイントやろ?」
柳「鳥などに当たった場合
ルールブックではそのポイントは無効となりサーブからやり直すと示されている
「へぇ〜 そうなんや」
乾「遠山君 ちなみにあえはアホウドリではなく
リトル・パイド・コーモラント・・鵜の仲間で生息地は豪州全域に・・」
「せやっ!鳥さんは!?」
<乾君の解説が途切れましたが・・・実際の画像は下記へ。
↓Yahoo画像検索とり・・・いえ、より。↓)
リトル・パイド・コーモラント >
鵜(以下、「鵜」とします)が落ちた方向へ振り替える金太郎・・・
そこには、金太郎より早く、倒れている鵜を優しく抱きとめるドルギアスの姿があった。
「お前の勝ちだ 遠山金太郎・・・」
そのまま豪州ベンチへ歩き掛けたドルギアスが歩を止め、
日本ベンチを・・・いや、跡部を振り返りぽつりと言った。
「・・・そう お前ら・・・のな」
豪州ベンチでキャプテンのジャンと一瞬視線を交わし、歩き去る。
「誰かっ 動物病院まで車回してくれ!!」
クリスも即座に動くのだった。
ノア「兄さん・・・らしいや」
グループリーグBグループ
豪州VS日本 3勝0敗で日本代表の勝ちとします!!
コートの外で戦っていた二人が対峙する。
一方は目が見えないが、しっかりと跡部はノアと視線を交わしている。
跡部「次に会う時は持久戦だ・・・
何年掛かってもいい
それまでにしっかりその目治しておけ!」
ノア「ありがとう」
試合疲れもどこへやら、全力で金ちゃんは走り出す。
さっきまで無我の境地全開だったよね。。
恐るべし無尽蔵の体力。。
真田「おい金太郎っ急にどこへ!?」
「ちょっとワイいかなあかんトコあんねや!」
金太郎が向かった場所・・そこは・・・
グループリーグEグループ・・・
アメリカVSデンマーク
日本から来た少女が少年のプレーに拍手を送る。
デンマークの主将と相対するは金太郎と同じ背丈の少年・・
試合を制していつものように言い放つ
「You still have lots more to work on…」
グループリーグEグループ・・・
アメリカVSデンマーク
3勝0敗でアメリカの勝利!
試合が終わり、誰もいなくなったコートを去り際に少女に話しかける
「ねぇ竜崎・・・ここは日本代表の開場じゃないよ・・・いいの」
「どこの代表でもリョーマ君のテニスを応援してるから」
答えを聞いたリョーマは帽子を深く被り直し歩を進める・・・
「コシマエーーーーーーッ!!」
開場の反対側から大きな声が響く。
「皆からの伝言や・・・しっかり聞きや・・・
真田の兄ちゃんは黒い龍なんちゃら・・・だっけ?
跡部の王様はビギとかブギとか何やったかな・・・
亜久津って奴っちゃ小象を・・・倒すんやて
木手がは高野豆腐食べさせて・・・
神の子はボウヤ良い子だ寝んねしなとかいうてたわ・・・
「Bye Bye・・・」
「待ちやっ!! ワイの伝言がまだや
ワイが世界一の選手(プレイヤー)になったる!!」
「Fine,
Everybody
Bring if on.」
next monthly continued・・・!